展覧会「加藤泉×千總:絵と着物」が、京都・千總(CHISO)本店内の千總ギャラリーにて、2025年2月27日(木)から9月2日(火)まで開催される。
「加藤泉×千總:絵と着物」展は、2025年に創業470周年を迎える京友禅着物の老舗・千總と、現代美術家・加藤泉のコラボレーションによる展覧会だ。
1969年に生まれた加藤は、子どもが描くようなシンプルで記号的な顔のモチーフに始まり、現在にいたるまで「人型(ひとがた)」に着目して制作を行ってきた。近年は、絵画作品にとどまらず、木、ソフトビニール、布、石、鋳造など、さまざまな素材に目を向けつつ立体作品も手がけている。
本展では、千總と加藤の共同制作による作品を紹介。なかでも、加藤のスケッチをもとにした着物の作品は、模様の輪郭に細い線で防染を施し、模様の中を彩色する「糸目友禅」、筆で絵を描くようにして染めあげる「手描き友禅」をはじめ、絞り染め、刺繍など、複数の伝統的な工程を経て制作されたものだ。とりわけ、「人型」のモチーフは、加藤自らが筆を執って描いている。
そのほか、千總の着物としては製品化されなかった生地を使用したアート作品も展示する。
展覧会「加藤泉×千總:絵と着物」
会期:2025年2月27日(木)~9月2日(火)
会場:千總ギャラリー
住所:京都府京都市中京区三条通烏丸西入御倉町80 千總本店 2F
開館時間:10:00〜17:00
※3月1(土)は15:00閉館
休館日:水曜日、3月8日(土)・9日(日)
入場料:無料
【問い合わせ先】
千總本店
TEL:075-253-1555