ユニクロ(UNIQLO)の2019年春夏コレクションが発表された。今シーズンも快適な着こなしができるアウターから、トップス、ボトムス、そして小物まで幅広いラインナップをメンズ・ウィメンズともに揃えている。
撥水、防水、防風、透湿機能を搭載した高機能素材「ブロックテック(BLOCKTECH)」は、天候の良しあしに関わらず、着心地の良さを叶えてくれる。今シーズンは、実用性とデザインがよりアップデートされたアウターをメンズ・ウィメンズともに用意した。
メンズでは、シンプルながらも袖口のディテールや襟元のフォルムをアップデートし、アクティブシーンでの快適さが増すデザインに。一方ウィメンズはよりミニマムなシルエットで、タウンユースにふさわしいルックスとなった。これまでメンズのみであったモッズコートは、ウィメンズでも展開されることとなる。
ユニクロのジーンズは、2016年にロサンゼルスに設立したJIC(ジーンズ イノベーション センター)で開発されている。日本が世界に誇るデニム生地メーカーであるカイハラと柔らかな素材開発に定評のあるトルコのISKO社のデニム素材を使用している。絶妙なユーズド加工とデニムの窮屈さを感じさせないストレッチフィットもユニクロのこだわりが生み出した賜物。
今季は色落ちしにくい「ステイカラーデニム」が新登場する。色落ちを気にせず履ける濃厚カラーのデニムは、洗練された印象を創り出す。
着用するごとに肌に馴染むナチュラルな感触とさらりとすべるような肌当たり。その魅力で春夏の人気を攫う、フレンチリネンを100%使用したアイテムが今シーズンはより豊富に揃う。定番シャツをはじめ、セットアップでも楽しめるジャケットやパンツなどを展開。なお、ユニクロ ユーでもメンズからワイドフィットの半袖シャツ、ウィメンズからスキッパ―シャツが登場している。
東レとプロゴルファーのアダム・スコット選手との共同開発でうまれた、リピーター続出の「感動パンツ」。3シーズン目と迎える今回は、コットンライクとウールライクの光沢感を見直し、「感動ジャケット」とのセットアップでビジネスシーンにも取り入れやすいマットな質感に改善した。
スルッと穿ける足どおりからはじまり、汗をかいてもさらっと涼しい爽快感、そして座ってもシワになりにくい安心できる着用感を兼ね備えている。また、シアサッカー素材も新たに登場し、着こなしの幅が広がった。
クリストフ・ルメール率いるパリR&Dセンターから展開する「ユニクロ ユー(Uniqlo U)」。今季は、遊び心溢れる鮮やかな色彩から着想を得て、たっぷりと深みのあるアースカラーや濃淡豊かな色合い、大胆な柄を取り入れた。メンズアイテムでは、全天候に対応できるブロックテックコートや着こなしの幅が広がるチェックシャツを展開する。
ユニクロ ユーのウィメンズコレクションで注目したいのは、これまで、柄モノをあまり提案してこなったユニクロ ユーが、はじめて大胆なプリントを取り入れたアイテム。まるで水彩画のような色彩で、ワンピース、開襟シャツ、ショートパンツを展開する。また、春先で活躍するニット類では立体的なニットワンピースやビスチェのようなクロップド丈のノースリーブニットトップなど、女性らしさを叶えるラインナップを揃えた。
イネス・ド・ラ・フレサンジュ(INES DE LA FRESSANGE)とのコラボレーションによる2019年春夏コレクションは、南フランスの港町であるサントロペから着想を得た。自由と幸福感に溢れたその街の雰囲気を、アイコニックなネイビーとレッド、そしてキャラメルカラーを用いて表現。さらにギンガムチェックやマリンテイストのストライプ、淡いフラワープリントなどを織り交ぜた。ウィメンズのフレンチシックなジャケットやワンピースのほか、キッズラインも引き続き登場する。