春夏シーズンのメンズセットアップコーディネートを紹介。ラフになりがちな季節だからこそ着たい、ここぞというシーンの為の勝負の1着を見つけてみて。
ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)の滑らかな素材のジャケットとパンツを組み合わせたコーディネート。特に目を惹くのは、複数のポケットや2重になったラペルなどのジャケットのディテール。独特で特徴的なデザインは、合わせられるアイテムや色が決まっているセットアップのコーディネートに豊かな表情を落としこむ。
セリーヌ(CELINE)のセットアップは、ビンテージライクなサイズ感のジャケットと2タックのスラックスで構成。ストライプシャツ、ソリッドブラックのネクタイを合わせることで、シンプルかつシャープな印象に仕上げられた。
バーバリー(BURBERRY)のフォーマルスタイルではブランドの精巧なテーラリングが光る。ビジネスでも活用できるオーセンティックなスーツは、アクセサリーでドレスダウンするテクニックを提案。伝統的でありながらモードなエッセンスが追加された、全く新しい雰囲気が醸成されている。
ヴェトモン(Vetements)のセットアップは“パワーショルダー×オーバーサイズ”というインパクト抜群のジャケットが印象的。スタンダードなシルエットのパンツをセットにすることで、よりジャケットのシェイプを際立たせる。トップスにはカットソーを組み合わせ、程よいカジュアルさをプラスしている。
ディオール(DIOR)からは季節感のあるカラーのセットアップが登場。フランス・グランヴィルのピンクの外壁からインスパイアされたアイテムは華やかなイメージ。ラペルの下から伸びるベルトのようなパーツもポイントだ。
ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)のスーツスタイルは、スタンダードなシルエットにストライプ、フラワーモチーフを乗せて。ラペルは形、パターンともに豪華に仕上げられ、モノトーンで統一されたコーディネートの中で一際目を惹くポイント。足元にはスタッズを配したシューズを合わせ、より一層華やかさを演出している。
コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME des GARÇONS HOMME PLUS)は伝統的なフォーマルスタイルを独自のエッセンスを加えて提案。ジャケットの裏地に配されたポップなドットパターンが鮮やかだ。クロップド丈で仕上げられたパンツはドレスダウンの要素になっている。
デンマークの建築家・デザイナーのヴェルナー・パントンとコラボレーションしたドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)のツーピースでは、パントンとドリス ヴァン ノッテンの色の美学が掛け合わせられた。色の組み合わせ方や特性を見極めて形状を変化させた波模様は、大胆かつアーティスティックな雰囲気が印象的だ。