京都の泉屋博古館が、2025年4月26日(土)、リニューアルオープンする。
世界屈指の質・量を誇る青銅器コレクションで知られる、泉屋博古館。2025年4月のリニューアルオープンでは、1970年代の建築である1号館、小川のせせらぐ前庭や東山を借景とする中庭が織りなす空間はそのままに、フロントエリアや展示室を刷新するなど、新たな装いで開館する。
今回のリニューアルオープンでは、企画展の開催会場に新しい展示室が誕生。また、青銅器館の展示内容も一新する。
青銅器館の展示は、4室より構成。中国青銅器の名品を一堂に集めた「名品ギャラリー」、青銅器の種類や用途を、最新のデジタルテクノロジーを駆使しつつ紹介する「青銅器の種類と用途」、青銅器の文様とモチーフに着目する「文様・モチーフの謎」、鏡を中心に、中国と日本などの周辺地域の青銅器を紹介する「東アジアへの広がり」から構成される。
また、リニューアルに伴い、青銅器は館本来の建築意匠を取り戻すほか、ミュージアムショップを新装オープン。オリジナルグッズも続々と取り扱ってゆく予定だ。
なお、リニューアルオープンに合わせて、リニューアル記念名品展I「帰ってきた泉屋博古館 いにしえの至宝たち」を、6月8日(日)まで開催。伊藤若冲の《海棠目白図》や《小井戸茶碗 銘 六地蔵》など、泉屋博古館が擁する日本・中国・朝鮮の美術工芸を厳選して紹介する。
泉屋博古館 リニューアルオープン
リニューアルオープン日:2025年4月26日(土)
住所:京都府京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町24
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、展示替え期間中、夏期・冬期
観覧料:
・一般=企画展 1,000円、特別展 1,200円
・学生=企画展 600円、特別展 800円
※18歳以下は無料
※学生および18歳以下は証明書を要提示
※20名以上の団体は割引あり
※障がい者手帳の提示者本人および同伴者1名までは無料
※2025年6月10日(火)から20日(金)までは、ブロンズギャラリーのみ開催(一般 600円、学生 400円)
■展覧会情報
・ブロンズギャラリー「中国青銅器の時代」
会期:2025年4月26日(土)〜8月17日(日)、9月27日(土)〜12月14日(日)
会場:青銅器館
・リニューアル記念名品展I「帰ってきた泉屋博古館 いにしえの至宝たち」
会期:2025年4月26日(土)〜6月8日(日)
会場:企画展示室
【問い合わせ先】
泉屋博古館
TEL:075-771-6411