大阪市立美術館では、リニューアルオープン記念特別展「What’s New! 大阪市立美術館 名品珍品大公開!!」を、2025年3月1日(土)から3月30日(日)まで開催する。
2025年3月にリニューアルオープンする、大阪市立美術館。これを記念して開催される特別展「What’s New! 大阪市立美術館 名品珍品大公開!!」は、約8,700件にのぼる大阪市立美術館の所蔵品のなかから、選りすぐりの作品約200件を公開する展覧会だ。
大阪市立美術館の所蔵品には、日本・東洋美術を中心に、絵画、書蹟、彫刻、漆工、金工、陶磁など、さまざまな分野の作品が含まれている。本展では、館内の全フロアを会場に、各分野の作品を紹介。コレクションを代表する名品に加えて、これまであまり紹介される機会のなかった「珍品」も目にすることができる。
たとえば、大阪市立美術館が所蔵する日本の絵画には、近代の日本画や洋画に加えて、中近世の金地屏風、掛軸や絵巻など、日本絵画の主流をたどることができる名品が含まれている。本展では、近代日本画家・上村松園の《晩秋》や洋画家・佐伯祐三の《教会》、江戸時代の絵師・勝部如春斎(かつべ じょしゅんさい)による《小袖屏風虫干図巻》などを目にすることができる。
大阪市立美術館は、日本国内屈指の質・量を誇る、中国の仏像を擁している。そのなかには、雲岡石窟や龍門石窟といった中国を代表する石窟からもたらされた仏像のほか、北魏を中心とする造像年が記された作例などが含まれている。会場では、北魏の《石造菩薩立像頭部》や《石造 菩薩交脚像龕》などを展示する。
そのほか、中国や日本の金工からは、大阪市立美術館を代表する名品のひとつ《青銅鍍金銀 羽人》を公開するほか、明の文人画家・謝時臣(しゃ じしん)の《湖堤春暁図》や《巫峡雲濤図》といった中国絵画、鍋島焼や富本憲吉の作品をはじめとする陶磁などを紹介する。
リニューアルオープン記念特別展「What’s New! 大阪市立美術館 名品珍品大公開!!」
会期:2025年3月1日(土)~3月30日(日) 会期中に展示替えあり
会場:大阪市立美術館
住所:大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-82 天王寺公園内
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
※初日3月1日(土)は10:00開館
休館日:月曜日
観覧料:一般 1,800円(1,600円)、高校・大学生 1,200円(1,000円)
※( )内は、前売および20名以上の団体料金
※中学生以下、障がい者手帳などの所持者(介護者1名含む)は無料(要証明)