世界中から集めたエスニックファッションやカラフルな雑貨を取り揃えるチチカカ(TITICACA)が、新たなフラッグシップショップ「チチカカ ETHIC 表参道」を2012年8月24日(金)に東京・表参道キャットストリートにオープンした。(後に閉店済み)

「ETHICAL FASHION(エシカルファッション)」という新たなコンセプトのもと、フェアトレード商品のラインアップを進化させ、アパレル、アクセサリーから生活雑貨までライフスタイルをトータルに提案するショップとなっている。

店内は鮮やかな色使いと、ガイコツやクロス、太陽などのメキシカンモチーフで陽気なムードを演出。壁には、グアテマラの日常風景を撮った写真が飾られ、ショップに並ぶアイテムを作った各国の生産者の顔写真には、お客へのメッセージが添えられている。消費者はここで生産過程にあるストーリーや生産者の想いを知ることができる。

1Fはアパレルやアクセサリーなどのファッションアイテムを中心としたラインナップ。中にはこのショップだけで販売される限定アイテムも。その一つである、メキシコのウイチョール族のビーズアクセサリーは手作りでそれぞれ柄も色も違うため、自分だけのアイテムに出会える。2Fは、食器などのキッチンアイテムやインテリアなどのライフスタイルコーナーとなっている。フェアトレードアイテムが置かれた一角、「ハッピートレードプラザ」ではエシカル商品を扱う他ブランドやNPO団体への場所の無償提供も行う。

「HAPPY TRADE COLLECTION」は、フェアトレードのエシカルファッションを取り扱うライン。フェアトレードとは、発展途上国をはじめとした立場の弱い国々の人に現地の工芸品を活かした商品の製作を依頼し、それらを適正な価格で販売することによって、彼らの生活と伝統技術を守る仕組みだ。このフェアトレード製品の売上の5%が生産者の支援につながるので、私たちはかわいいアイテムを手に入れると同時に社会貢献もできる。今後は、毎シーズン異なる国の伝統技術を取り入れたコレクションが発表される予定で、2012年の秋冬コレクションは、ペルーのチバイ村の伝統工芸である、華やかな刺繡をほどこしたロングスカートやカーディガンが登場。

株式会社チチカカ代表取締役 木南仁志は、「生産者にどんな人がどんな場所で彼らが作ったものを販売しているかを伝えるため、現地に視察に行く際、ショップの店長も同行させるんです」と教えてくれた。生産者、販売者、消費者がそれぞれの思いを知ることで安心感が生まれ、お互いの距離ぐっと近くなり、チチカカの企業理念である「ハッピーを共有する」ことへとつながっている。

人と人との幸せの架け橋となるショップに一度訪れてみては？

【ショップ情報】
チチカカ ETHIC 表参道(閉店)
住所：東京都渋谷区神宮前4-25-12 MICO神宮前2-a棟
TEL：03-3479-0341