2012年11月15日(木)に発売予定のH&Mとメゾン マルタン マルジェラ(Maison Martin Margiela)のコレクションが公開された。マルジェラのコレクションでは、過去のテーマを再解釈し直し、新たなクリエーションへとつなげるということが度々行われてきたが、このコラボでも、23年というメゾンの歴史がよみがえる。
ウィメンズコレクションはウェアの他、シューズやアクセサリーまで過去の代表的なデザインが揃う。それぞれのアイテムは、オリジナルが発売されたシーズンを示すタグ付。ここではその全貌を、メゾンを象徴するコンセプトと共に紹介する。
■"SHAPE & VOLUME" - シェイプ&ボリューム
マスキュリンなシェイプを調節して女性らしいフォルムを形成するナローショルダーのジャケットやバイカージャケット。そこには、マスキュリニティとフェミニティという相異なる要素が共鳴し合って生まれた、独特の魅力が備わっている。
■"OVERSIZED" - オーバーサイズ
オーバーサイズになって、新たな表情を見せるピーコートやパンツ、ブレスレット、そして人形の服のようなトイウェア。
■"PROCESS OF TAILORRING" - テーラリングのプロセス
伝統的なテーラリングに、クチュール特有のエレガンスも併せ持つマルジェラ独特のスタイル。洗練されたシルエットに注目だ。
■"AMBIGUITY" - 両義性
トロンプルイユ(だまし絵)の手法を用いたドレスやブラ付きボディースーツ、透明のウェッジヒールのパンプス。驚きという、服の新たな楽しみ方を提示する。
■"TRANSFORMATION" - 変容
様々な方法で、普通の物や素材に、新たな使用方法や形状を与えるというアプローチ。デュベット(布団)やカーシートはドレスに、キャンディのラッピングはクラッチに、グローブ付のバッグはバッグを持つといジェスチャーそのものがバッグとして再構築されている。2種類の異なるドレスを組み合わせたフュージョンドレスは、アッサンブラージュ(寄せ集め)の手法によるもの。
このコレクションは、日本国内ではH&M GINZA、H&M SHIBUYA、H&M SHINJUKU、H&M EBISUBASHI 2、H&M 名古屋松坂屋、ZOZOTOWNにて取り扱われる予定。
コレクションルックはこちらでチェックを:
H&M×メゾン マルタン マルジェラ、ルック初披露 - マルジェラの過去のアイテムを再現