脚本家・坂元裕二によるオリジナル恋愛映画『花束みたいな恋をした』が、2021年1月29日(金)に公開。菅田将暉と有村架純がW主演を務める。
脚本家・坂元裕二は、「東京ラブストーリー」をはじめ、「Mother」「最高の離婚」「カルテット」など、連続ドラマのヒット作を世に送り出してきた人物。今回そんな坂本が脚本を務める『花束みたいな恋をした』は、自身初となるオリジナル映画。また坂本が映画でラブストーリーを手掛けるのは、『世界の中心で愛を叫ぶ』(2004年・共同脚本)以来の出来事となる。
ストーリーの舞台は、現在の東京。井の頭線の明大前駅で終電を逃したことから偶然に出会った男女の“その夜”から始まる物語を描く。時代、時間、場所、すべての偶然が運命のようにシンクロしていく1つの恋の5年間の行方と、子供でも大人でもない時期を迷いながら歩んでいく2人のリアルな姿。2000年代を生きる若者へ贈るラブストーリーが誕生する。
物語の主人公には、坂元裕二が執筆段階から主役に想定していたという菅田将暉と有村架純が抜擢された。
山音麦(やまねむぎ)&八谷絹(はちやきぬ)
音楽や映画の趣味が一緒であったことから、あっという間に恋に落ちた。大学を卒業してフリーターをしながら同棲を始める。現状維持を目標にともには就職活動を続ける。
山音麦演じる菅田将暉は、『銀魂』シリーズ、『アルキメデスの大戦』など話題作が絶えない。
その彼と恋に落ちる八谷絹(はちやきぬ)を演じる、有村架純は『コーヒーが冷めないうちに』『フォルトゥナの瞳』などで主演やヒロインを務めてきた。有村と菅田は、『花束みたいな恋をした』で初のW主演による共演を果たす。
第45回日本アカデミー賞では、有村架純が最優秀主演女優賞を獲得。
またふたりを取り囲む登場人物には、豪華キャストが集結。
麦と絹がかつてのお互いの姿を重ね合わせることになる若い男女の二人組、羽田凜役を『宇宙でい
ちばんあかるい屋根』の主演女優・清原果耶、水埜亘役を映画『町田くんの世界』で主人公・町田君を演じた細田佳央太がそれぞれ抜擢。また絹の勤務先であるイベント会社の社長、加持航平役をオダギリジョー、絹の両親役に戸田恵子&岩松了が演じるほか、麦の父親役は小林薫が務める。
さらに劇中で、麦と絹が”神”として評する映画監督役に、『ガルム・ウォーズ』など、これまで数々の作品を生み出してきた押井守監督が本人役で出演。サブカルチャー好きの麦と絹を繋ぐきっかけとなる、大切な役割を担う。
映画の本予告に流れる「勿忘(わすれな)」を提供したのは、男女ツインボーカルの3人組グループ「Awesome City Club(オーサムシティクラブ)」。本作を鑑賞した際に感じた“ありのままの気持ち”を落とし込んだ、インスパイアソングとなっている。また映画の中では、メンバーのボーカルPORINも本人役として出演を果たしたほか、劇中のライブリハシーンにおいては、メンバー全員揃った姿も映し出されるという。
なお監督を務めるのは、『罪の声』の公開を控える土井裕泰。ドラマ「カルテット」で坂元と組んで以来、映画では初のタッグを組む。