映画『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』が、2020年3月27日(金)に2週間限定ロードショー。なお、Amazon Prime Videoでは編集版が独占配信される。
『PSYCHO-PASS サイコパス』は、人間の心理状態を数値化し管理する近未来社会を舞台に、正義を問われる警察機構を描いたSFアニメーション。これまでTVアニメ放映を皮切りに、映画化・舞台化がされてきた人気シリーズだ。
シリーズ最新作となる『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』では、第3期TVアニメシリーズのキーマンとなった監視官である慎導灼と炯・ミハイル・イグナトフを中心に、刑事課一係が追う「狐」による事件、ビフロストの謎、そして灼と炯の戦いが、ついに決着を迎える。
ストーリー
2120年、東京。シビュラシステムによって管理された社会で、刑事課一係を率いて事件を解決してきた二人の監視官、慎導灼と炯・ミハイル・イグナトフは、事件を捜査していく渦中で真実と正義を巡り決裂してしまう。それらの事件の裏で暗躍する梓澤廣一は、ついに刑事課そのものを標的に定め、公安局ビルを襲撃する。かつてない窮地に立たされた公安局刑事課一係。灼と炯の信義を問う、最後の事件が起きる。
TVアニメシリーズ第1期では、総監督に「踊る大捜査線」シリーズで知られる本広克行、監督に塩谷直義、ストーリー原案に虚淵玄(ニトロプラス)、アニメーション制作にProduction I.Gといったトップクリエイター陣が集結。2012年10月より放送がスタートした。
その後、2014年7月には1期に新規カットを追加して再編集した「新編集版」を放映。同年10月からは本屋大賞受賞作『天地明察』などで知られる作家の冲方丁をシリーズ構成に迎え、シリーズ第2期「PSYCHO-PASS サイコパス 2」を制作・放送した。
さらに翌年、2015年には劇場版、2019年1月から3月にかけては、5人の主要キャラクター、霜月×宜野座、須郷×征陸、狡噛にそれぞれ焦点を当てた劇場三部作『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System』が公開された。それを経て、同年10月からは舞台上演、TVアニメ第三期『PSYCHO-PASS サイコパス 3』を放送。そして、その最終回放送直後に、シリーズ最新作『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』の公開が発表された。
第3期TVアニメシリーズは、慎導灼と炯・ミハイル・イグナトフの2人の新人監視官にフォーカスした新たな物語。これまでと異なり日本は開国後となり、移民政策を争点とした都知事選挙に纏わる事件、自爆テロ事件、密輸事件など次々起こる事態に対して、新人監視官2人と執行官たち、そして狡噛慎也や宜野座伸元らが所属する外務省海外調整局行動課、ジャーナリストとして活動する六合塚弥生が挑んだ。今シリーズは、常守朱はじめ第1期からの人気キャラクターの登場もあり、新旧キャラクターの共演も大きな見どころとなった。
そして、これら事件には、コングレスマンやインスペクターらで構成される<ビフロスト>と呼ばれる組織が関係しているようだ。しかしながらその真相はまだベールに包まれたままとなっている。さらに、常守朱が囚われの身となった理由、慎導灼と炯・ミハイル・イグナトフの家族が巻き込まれた事件の真相、パスファインダー(ピースブレーカー)の問題など、TVアニメ第3期シリーズでまだまだ明らかにされていない部分も多い。
慎導灼(CV:梶裕貴)
常守朱の推薦で公安局刑事課一係の監視官となった24歳。特A級メンタリストであり、高度な共感により精神的ボーダーラインを越境し追跡対象者になりきることができる。第3期TVアニメシリーズ第7話で、慎導が免罪体質者(シビュラシステムのサイマティックスキャンで数値を測定できない人物)であることも明らかになった。