オーセンティック シュー&コー(AUTHENTIC SHOE&Co.)、フットザコーチャー(FOOT THE COACHER)、ビューティフルシューズ(BEAUTIFUL SHOES)の2013年春夏コレクションより、注目アイテムをご紹介。
この春オーセンティック シュー&コーから登場するのが、19世紀から20世紀初頭に流行した、ボタンで留めるタイプのシューズである「BUTTONED SHOES」。素材に使用した品のあるイタリアンベビーカーフのきめ細かい質感や、羽根やボタンなどの配置にこだわることにより、全体の雰囲気をモダンに仕上げている。
左)BUTTONED SHOES 右)HIGH TOE SHOES
そのほか、1930〜40年代のディティールを投影し、普遍的でクラシックなフォルムに仕上げたエンジニアブーツや、19世紀末に庶民の間で流行したデザインを繊細な手法を用いてモダンな印象に仕上げた「HIGH TOE SHOES」などの定番アイテムもラインナップしている。
一方で、フットザコーチャーは、今シーズンから定番の木型を改良。今までよりも幅広となり、より日本人の脚に馴染みよく、履き心地が良くなった。それでも全体的に細身に見えるのは、ノーズ(つま先の長さ)を長めにし、バランスを取っているから。もちろん、定番シューズの中には従来の木型を使用したものもあるので好みに合わせて選んでいきたい。
そんなフットザコーチャーからは、30~40年代のフレンチシューズをモチーフにした「FRENCH SHOES」をご紹介。年代を感じさせるプリントを施したコットン地に、イタリアンホワイトレザーソールを合わせたこのヴィンテージモデル。
ダンスシューズに用いるような軽くて丈夫な素材が使用されている。
タウンユースはもちろんのこと、アウトドアにも使いたいのが「STABILIZER II」。採用したビブラムソールは、軽量化・柔軟性に富み、耐摩耗性に優れているため、アウトドアに最適。
素材には、上質できめの細かいイタリアンキップのスウェードを使用し、通気性に優れた上質なチャッカブーツに仕上がった。
定番にもこだわりたい人にオススメなのが、「WINSTON」。アッパーに型押しのステアを使用したストレートチップシューズは、イギリスの古き良き時代のフォルムを残しつつ、日本人の足に合わせたアレンジが。ヴァンプ部にオリジナルのパーフォレーションを配することで、定番アイテムでありながらもオリジナリティを追求したモデルへと昇華させている。
卓越した製造技術と、クラシカルな中にもモダンさが漂うデザイン。職人のこだわりが詰まった逸品に、一度足を通してみてはいかがだろうか。
ウィメンズブランド「ビューティフルシューズ(BEAUTIFUL SHOES)」より
左)「MARY JANE (CARF NUBUCK)」 右)「ENGINEER SHORT」
オーセンティック シュー&コー、フットザコーチャー、ビューティフルシューズはイギリスのジョージコックス(GEORGE COX)やトリッカーズ(Tricker's)で活躍した竹ヶ原敏之介が手掛けるシューズブランド。1994年、オーセンティック シュー&コーを設立。2000年からはカジュアルライン、フット ザ コーチャー(foot the coacher)を展開している。特徴は、イギリスの伝統的な靴づくりで培われた確かな技術と挑戦的なデザインだ。2012年、イノベーションシューズブランド「スペクタス(SPECTUSSHOECO.)」を立ち上げた。
【問い合わせ先】
GALLERY OF AUTHENTIC(ギャラリー・オブ・オーセンティック)
住所:東京都渋谷区神宮前2-27-12 AUTHENTIC BLDG. 1F
TEL:03-5412-6908
URL:http://galleryofauthentic.jp/
ISETAN MEN'S
住所:東京都新宿区新宿3-14-1
TEL:03-3352-1111