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米映画芸術科学アカデミーが第85回アカデミー賞のノミネート作品を発表。衣装デザイン賞の候補に、映画「白雪姫と鏡の女王」で衣装を担当し、2012年1月に73歳で死去した石岡瑛子がノミネートされた。発表・授賞式は2月24日(日本時間25日)に開催される。

「白雪姫と鏡の女王」はグリム童話の名作「白雪姫」がお姫様から”ヒーロー”へと成長するという斬新なストーリー。石岡はジュリア・ロバーツ演じる女王がまとう華やかなドレスをデザイン。100,000粒以上、20色近い色とりどりのスワロフスキー・エレメントが手作業であしらわれたゴージャスなドレスは圧巻。また、石岡の遺作ドレスは、昨年、映画の公開に合わせてスワロフスキー銀座2F展示スペースをはじめ、都内3カ所で展示された。

Evil Queen Garden Party Dress Jan Thijs made with SWAROVSKI ELEMENTS
©2012 Relativity Media

石岡瑛子は、舞台、映画、広告、グラフィックデザインなど様々な分野にわたって活躍し、その生き方までも全世界からリスペクトされる芸術家。「Mishima」(1985年)でカンヌ国際映画祭芸術貢献賞、「ドラキュラ」(1992年)ではアカデミー賞衣装デザイン賞に輝き、ビョークのミュージックビデオの監督や、2008年北京オリンピック開会式の衣装デザイン監督も務めた。また、「白雪姫と鏡の女王」のターセム監督の全映画作品の衣装デザインも担当している。

【映画情報】
「白雪姫と鏡の女王」
監督: ターセム・シン
出演: ジュリア・ロバーツ、リリー・コリンズ、アーミー・ハマー
配給: ギャガ

ストーリー：白雪姫は、宝石やドレスが大好きな継母ワガママ女王と2人暮らし。女王は隣国のリッチでハンサムな王子と結婚することで、富も愛も手に入れようと企むが、王子は白雪姫と恋におちる。2人の邪魔をしようとする女王の魔の手から逃れた白雪姫は、森で助けられた7人の小人のギャング団に仲間入りし、戦術や知恵を教えられる。果たして白雪姫は、お姫様から“ヒーロー”へと成長し、王国と王子を取り戻し、運命を切り開くことが出来るのか─？みんなが大好きな「白雪姫」とは何かが違う、新しい名作の誕生だ！