イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)は、宮前義之と横尾忠則による新プロジェクト「TADANORI YOKOO ISSEY MIYAKE」を発表。プロジェクトの服は、2020年10月23日(金)よりオム プリッセ イッセイ ミヤケ 代官山、11月13日(金)よりイッセイ ミヤケ 船場、11月20日(金)よりイッセイ ミヤケ 京都で発売される。
「TADANORI YOKOO ISSEY MIYAKE」は、宮前義之率いるチームと美術家の横尾忠則によって、衣服の更なる可能性を追求するべく始まった。絵を観るよろこびと、服を着るたのしみの両方を、衣服から発信するプロジェクトだ。
本プロジェクトに関わる横尾忠則は、美術家として活躍する傍ら、1977年からイッセイ ミヤケのパリコレクション招待状のデザインを手掛け、イッセイ ミヤケのものづくりに接してきた。一方、宮前義之は、三宅デザイン事務所入社当初より「A-POC(エイポック)」の企画チームに参加し、三宅一生や藤原大のもとでものづくりに携わってきた。また、その経験を活かし、2011年から2019年まではイッセイ ミヤケのウィメンズデザイナーを務めた。
今回の新プロジェクトでは「A-POC」が重要となる。“A Piece Of Cloth(ア・ピース・オブ・クロース)”=“一枚の布”からその名が付けられた「A-POC」は、糸から生地をつくる過程で、一枚の布の中に服のデザインを完成させる服作りのこと。1本1本の糸に指示を与えて生地を編む(織る)プログラミング技術として、1998年に誕生し、その当時、世界から注目を浴びた。以後これまで、常に進化を続けている。
新プロジェクトの出発点となる「TADANORI YOKOO ISSEY MIYAKE 0(ゼロ)」では、横尾忠則のアイコニックでパワフルな8作品をモチーフにしたブルゾンを発表する。採用されたのは1966年の「花嫁」「カミソリ」「お堀」「よだれ」「モナリザ」、1974年の「ターザンがやってくる」、2002年-2012年の「Panic ぱにっく パニック」、そして2017年の「KEY BEAUT.Y.」といった作品群だ。
いつの時代も普遍的なスタイルを持つブルゾンをキャンバスに、これらの作品を7色の糸で鮮やかに織りあげた。
表面に使われなかった糸が、思いがけない色彩を伴って裏面を彩っているのもこのブルゾンの魅力。リバーシブルで着ることで、全く違う表情を楽しむことができる。
また、11月20日(金)から2021年1月11日(月・祝)までの期間、イッセイ ミヤケ 京都にあるKURAギャラリーにて、販売を記念した展示がスタートする。本展示では、ブルゾンの全てのパーツが織り込まれた1枚の布や、製造工程の映像を通じて「A-POC」によるものづくりを説明していく。
【詳細】
「TADANORI YOKOO ISSEY MIYAKE」各180,000円+税
■取り扱い / 発売日
・オム プリッセ イッセイ ミヤケ 代官山
発売日:2020年10月23日(金)
営業時間:11:00~20:00
住所:東京都渋谷区猿楽町19-8 T2ビル
TEL:03-5411-5007
・イッセイ ミヤケ 船場
発売日:2020年11月13日(金)
営業時間:11:00~20:00
住所:大阪府大阪市中央区南船場4-11-28
TEL:06-6251-8887
・イッセイ ミヤケ 京都
発売日:2020年11月20日(金)
営業時間:11:00~20:00
住所:京都府京都市中京区柳⾺場通三条下ル槌屋町89
TEL:075-254-7540
■KURAギャラリーでの特別展示
日時:2020年11月20日(金)~2021年1月11日(月・祝)
※年内は12月29日(火)まで、年始は1月5日(火)から
会場:イッセイ ミヤケ 京都 KURAギャラリー
住所:京都府京都市中京区柳⾺場通三条下ル槌屋町89
過去、ウィメンズデザイナーを務めていた際のインタビューで、宮前は「A-POC」の創作とその魅力について語っている。
©ISSEY MIYAKE INC.