フィーニー(PHEENY)は2021年春夏コレクションを発表した。
フィーニーが今季提案するのは「“快適”を纏う」ということ。「家で新しい洋服を考えていたら、外はもちろん、家で着ていても気持ちの良い、ゆったりとした雰囲気の服が多くなりました。」と語る、フィーニーのデザイナー・秋元舞子。「calm」をテーマに、デザイナーの秋元自身が好む古着のエッセンスを取り入れたリラックス感のあるピースを展開していく。
従来より軽めに仕立てたフィーニーで人気の生地“ドビー”で制作したワンピースは、快適さを追求したアイテムの好例。さらりとした触感の生地は、糸の伸縮によって生まれた表面の凹凸のある表情がユニーク。ネオンイエローによる季節を感じるカラーも魅力だ。
カラフルなストライプが印象的なコットンワンピースやカットソーはコレクションの中でも目を惹く存在。「元々旅行やリゾートで着る事をイメージして制作しました。ホームパーティーや友人を招いたお家でのディナーといったシーンでも着て頂けると思います。」そんな秋元の言葉の通り、外ではもちろん、来客時の家でも着れる、リラックスしつつもラフ過ぎない、丁度良いニュアンスに仕上がっている。
ナイロンスムースを素材にしたぷるぷるとした生地感で軽い着心地のジャケットは、前シーズンの同素材のアイテムよりもさらにハリ感をアップ。ルックでは、今シーズン登場する50年代から60年代のフットボールTシャツに着想したトップスとの重ね着が提案されている。シアー素材のインナーとも相性が良く、透け感のあるフェミニンなレイヤードスタイリングも楽しむことが出来る一着だ。
フィーニー定番のオンブレチェックを用いたアイテムも。毎シーズンリリースしているワイドパンツなどのほか、今季はノースリーブのトップスを初展開する。