展覧会「ミュシャ(MUCHA) グラフィック・バラエティ」が、埼玉のうらわ美術館にて、2021年4月17日(土)から6月20日(日)まで開催される。
アルフォンス・ミュシャは、19世紀末から20世紀初頭のヨーロッパを中心に起こった美術運動「アール・ヌーヴォー」を代表する画家・デザイナーだ。《ジスモンダ》をはじめ、女性を装飾的に描いたポスターでとりわけよく知られるが、その活動はポスターだけには留まらなかった。
パリで人気を博する前、ミュシャは挿絵画家としても活動するなど、数多くのグラフィック・デザインを手がけた。本、雑誌、あるいは切手や紙幣のデザインなど、人びとの生活を彩る仕事の数々には、「大衆のための芸術」を志向するミュシャの姿勢が映しだされていたのだった。
展覧会「ミュシャ(MUCHA) グラフィック・バラエティ」では、そのように多岐にわたるミュシャのデザインの仕事を紹介。商業ポスターのみならず、本や雑誌、ポストカード、カレンダーなど、550点を超える作品を一挙に公開する。
ポスターでは、パリで注目を浴びる契機となった代表作《ジスモンダ》を筆頭に、女性像を優美な曲線で描いた《ジョブ》など、ミュシャがパリ時代に制作した作品を展示。
また、 ミュシャによるデザイン様式の手本とでもいうべき図案集『装飾資料集』全ページ・72点を公開するほか、香水のパッケージやメニューなどから、ミュシャの多彩なデザインの世界にふれることができる。
展覧会「ミュシャ(MUCHA) グラフィック・バラエティ」
会期:2021年4月17日(土)〜6月20日(日)
会場:うらわ美術館
住所:埼玉県さいたま市浦和区仲町2-5-1 浦和センチュリーシティ 3階
開館時間:10:00〜17:00(金・土曜日は20:00まで)
※ギャラリーへの入場は閉館30分前まで
休館日:月曜日(5月3日(月・祝)は開館)、5月6日(木)
観覧料:一般 620円(490円)、大高生 410円(320円)、中小生 200円(160円)
※( )内は20名以上の団体料金
※障害者手帳の所持者および付添者1名は半額
※リピーター割引:観覧済の有料観覧券の提示により団体料金(観覧日から1年・1名・1回限り有効)
※会期や内容は変更となる場合あり(最新情報は美術館公式ホームページを確認)
【問い合わせ先】
うらわ美術館
TEL:048-827-3215