千葉県幕張海浜公園特設会場にて、日本最大のビーチパーティー「BIG BEACH FESTIVAL'13」が開催された。ヘッドライナーにファットボーイ・スリム、ダブル・ヘッドライナーにベースメント・ジャックスを迎え、その他豪華DJ陣も熱演を見せた会場には、過去最高となる約25,000人もの観客が集結した。
18歳の新鋭セキトバによって幕を開けた、メインステージとなるBIG BEACH stage。そこから日英ハーフの女性DJマヤ・ジェーン・コールズと続き、ロンドンのカリスマDJ・プロデューサーであるエロル・アルカンへ。会場はヒートアップし、瞬く間に海岸がダンスフロアへと化した。
その一方で盛り上がりを見せたのが、世界No.1パーティーロックDJを決定する「RED BULL THRE3STYLE」。DMC World FinalのチャンピオンDJ Kentaroも登場し、注目される中、実力者たちがそれぞれの技と感性を惜しげもなくぶつけ合い、観客を圧倒した。
人々が次々とステージへ足を向かわせ、夜へ向けて熱気が高まってきた夕暮れ時。ダブル・ヘッドライナーとして登場したベースメント・ジャックスは、日本を意識したカラフルなはっぴ姿で登場。豪華なバンドセットとメンバーを携えて奏でる音楽は、キャッチーでいてソウルフル。お祭りさながらの盛り上がりに、アクロバティックなフライトパフォーマンス by エナジャイザーが花を添えた。
BIG BEACH stageの最後を飾ったのは、絶大な人気を誇り、未だ第一線を走り続けるファットボーイ・スリム。その独自の音楽性はもちろんのこと、巨大な3つのディスプレイを目いっぱいに使ったVJパフォーマンスは、まさに圧巻。遊び心をふんだんに盛り込みながらも、緻密に計算されたファットボーイ・スリムワールドに、オーディエンスは完全に引き込まれていた。
当日、会場にはディーゼル(DIESEL)による特設ブースが設置。エスニックな雰囲気のブース内では、ドリンクが振る舞われたほか、DJによるパフォーマンスも。さらに、フォトグラファー新田桂一によるフォトセッションも行われ、参加者は思い思いに初夏を満喫していた。