企画展「挑む 岡本太郎」が、神奈川の川崎市岡本太郎美術館にて、2021年4月24日(土)から7月4日(日)まで開催される。
戦後、依然として伝統に固執する日本の画壇や社会に立ち向かい、新しい芸術の創造に挑んだ岡本太郎。出発点は画家であったものの、絵画のみならず壁画や彫刻、家具、そして日用品に至るまで、多岐にわたるジャンルで旺盛な制作活動を展開するとともに、《太陽の塔》に代表されるパブリックアートも日本各地に設置した。
岡本太郎はまた、テレビや雑誌などのさまざまなメディアを通じて、幅広い分野にわたって積極的に言論活動を行ったことでも知られる。美術界のみならず一般の人びとにも影響を与えたその思考は、少年期に岡本一平、かの子という芸術一家のなかで育ち、両親と議論を交わすことで培われ、そして青年期のパリで最先端の芸術家や思想家と交流することにより身につけたものだといえる。
企画展「挑む 岡本太郎」では、生涯をかけて時代に挑み、多彩な作品を生みだし、メッセージを発信し続けた岡本太郎の足跡を、時代ごとに7つの章で紹介。
《夜》や《装える戦士》、《哄笑》、《疾走する眼》といった絵画作品に加えて、《ノン》や《千手》などの彫刻、レリーフ、版画、写真、インダストリアルデザイン、さらに岡本一平・かの子の作品や資料まで、あわせて約160点を紹介する。
企画展「挑む 岡本太郎」
会期:2021年4月24日(土)~7月4日(日)
会場:川崎市岡本太郎美術館
住所:神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5 生田緑地内
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(5月3日(月・祝)のぞく)、5月6日(木)・7日(金)
観覧料:一般 900円(720円)、高・大学生・65歳以上 700円(560円)、中学生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金
【問い合わせ先】
川崎市岡本太郎美術館
TEL:044-900-9898