長崎県美術館では、コレクション展「開館20周年記念 コレクションの在りかー現在地をみつめて」を、2025年4月12日(土)から6月29日(日)まで開催する。
2025年に開館20周年を迎える、長崎県美術館。そのコレクションは、スペイン美術と長崎ゆかりの美術を軸に、現在では約8,900点にのぼる。コレクション展「開館20周年記念 コレクションの在りかー現在地をみつめて」は、同館のコレクションのなかから約120点の作品を選りすぐって紹介する展覧会だ。
スペイン美術のコレクションは、日本の美術館のなかでも長崎県美術館を大きく特徴付ける要素のひとつだ。本展では、15世紀の宗教絵画から現代作家の作品まで、幅広い時代にわたるスペイン美術を紹介。バロックの画家フアン・カレーニョ・デ・ミランダの《聖アンナ、聖ヨアキム、洗礼者聖ヨハネのいる聖母子》や、フランシスコ・デ・ゴヤの版画《マドリード闘牛場の無蓋席で起こった悲劇とトレホーン市長の死》などを目にすることができる。
長崎県美術館は、主に明治時代以降における、長崎県出身の美術家による作品、長崎で制作された作品、長崎を主題とする作品などを収集してきた。会場では、油彩画や日本画から、工芸、彫刻、版画、写真まで、長崎ゆかりの美術を紹介。詩情豊かな作品を描いた洋画家・池野清の《貧しい家》や、鉄を素材に抽象彫刻を手がけてきた青木野枝《雲谷/長崎》などを公開する。
コレクション展「開館20周年記念 コレクションの在りかー現在地をみつめて」
会期:2025年4月12日(土)~6月29日(日)
会場:長崎県美術館 常設展示室
住所:長崎県長崎市出島町2-1
開館時間:10:00~20:00(入場は19:30まで)
休館日:4月14日(月)、5月12日(月)・26日(月)、6月9日(月)・23日(月)
観覧料:一般 420円(340円)、大学生・70歳以上 310円(250円)、小学・中学・高校生 210円(170円)
※( )内は15名以上の団体割引料金
※4月12日(土)~23日(水)は入場無料
※身体障害者手帳などの提示者および介護者1名は無料
【問い合わせ先】
長崎県美術館
TEL:095-833-2110