特別展「浮世絵スーパークリエイター 歌川国芳展」が、北海道立近代美術館にて、2025年4月25日(金)から6月15日(日)まで開催される。

武者絵から戯画、美人画まで一挙公開

江戸時代後期に活躍した浮世絵師、歌川国芳(うたがわ くによし)。華麗な役者絵を手がけた初代歌川豊国に学んだ国芳は、中国の古典『水滸伝』を主題とした武者絵で注目を集め、「武者絵の国芳」として人気を博すこととなった。その後は武者絵ばかりでなく、美人画や歴史画、西洋絵画の技法を取り入れた風景画など、さまざまなジャンルの作品を残している。

国芳の作品の特徴が、斬新な発想力と抜群のユーモアだ。たとえば、3枚続きの大画面によるダイナミックな構図や、物語の決定的な瞬間を捉える描写を駆使することで、武者絵の表現を大きく広げたのであった。

特別展「浮世絵スーパークリエイター 歌川国芳展」は、国芳が得意とした武者絵に加えて、戯画や美人画など、約200点の作品を一堂に集めて公開。《通俗水滸傳豪傑百八人之一人 花和尚魯知深初名魯達》や《宮本武蔵と巨鯨》、《みかけハこハゐがとんだいゝ人だ》といった作品を展示するほか、没入型展覧会「動き出す浮世絵展」とのコラボレーション作品を北海道で初公開する。

展覧会概要

特別展「浮世絵スーパークリエイター 歌川国芳展」
会期：2025年4月25日(金)～6月15日(日)
会場：北海道立近代美術館
住所：北海道札幌市中央区北1条西17
開館時間：9:30～17:00(入場は閉館30分前まで)
休館日：月曜日(5月5日(月・祝)は開館)、5月7日(水)
観覧料：一般 1,700円(1,500円)、高校・大学生 1,000円(800円)、中学生 700円(500円)、小学生以下 無料(要保護者同伴)
※( )内は、前売、10名以上の団体、リピーターの割引料金
※リピーター割引：道立美術館・芸術館で開催された特別展の観覧半券を提示した場合。1枚につき1人1回かぎり有効。有効期限は半券に記載
※前売券は、4月24日(木)まで、北海道立近代美術館、ローソンチケット(Lコード 12715)、セブンチケット(セブンコード 108-700)ほかにて販売
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の提示者(ミライロID可)および介護者(1名)などは無料

【問い合わせ先】
北海道新聞社 事業センター
TEL：011-210-5731(10:00～12:00、13:00～17:00 / 土・日曜日および祝休日除く)