東京の豊島区立熊谷守一美術館では、特別企画展「めぐる いのち 熊谷守一美術館40周年展」を、2025年4月15日(火)から6月29日(日)まで開催する。
明治時代から昭和時代にかけて活動した画家、熊谷守一(くまがい もりかず)。初期にはアカデミックな作風であったものの、音楽や機械の仕組みにも関心を抱いていた熊谷は、絵を構成する色や形に着目し、単純化した彩色とはっきりした輪郭線による「モリカズ様式」を打ち立てていった。
特別企画展「めぐる いのち 熊谷守一美術館40周年展」は、熊谷が描いた家族の肖像を紹介する展覧会。4歳で亡くなった次男を描いた大原美術館の名品《陽の死んだ日》を同館で初公開するとともに、モリカズ様式の確立を窺わせる代表作《ヤキバノカエリ》、妻を結婚前に描いた《某夫人像》や、孫を抱く次女の姿を描いた《母子像》などを展示する。
また、《白猫》や《アゲ羽蝶》をはじめ、熊谷が好んだ生き物や植物、人物、風景の作品も公開する。
特別企画展「めぐる いのち 熊谷守一美術館40周年展」
会期:2025年4月15日(火)〜6月29日(日)
会場:豊島区立熊谷守一美術館 第一・第二・第三展示室
住所:東京都豊島区千早2-27-6
開館時間:10:30〜17:30(入館は17:00まで)
休館日:月曜日(祝日問わず)
観覧料:一般 700円(15人以上の団体 630円)、高校・大学生 300円、小・中学生 100円、小学生未満 無料
※障害者手帳などの提示者は100円、介助者1名は無料
※豊島区在勤・在住の一般観覧者は600円(要証明)
【問い合わせ先】
豊島区立熊谷守一美術館(代表)
TEL:03-3957-3779