企画展「いま私とともにあるもの—美術の中の‘ひと’とその‘周り’」が、静岡・長泉のベルナール・ビュフェ美術館にて、2025年4月5日(土)から7月22日(火)まで開催される。
人の姿は、美術作品においてもっともよく取り上げられてきた題材のひとつだ。たとえば絵画では、人物が単独で描かれることは少なく、周囲の室内や風景とともに表現されてきた。この時、人物の年齢や職業、社会的地位などに応じて、それらしい服装や部屋が描写されている。このように絵画では、人の姿と周囲は、切っても切り離すことができないものであったのだ。
人とその周りの関係性は、20世紀以降の美術においても重要な点であった。たとえば彫刻では、作品の有無により、それを設置する空間の見え方が大きく変わる。その意味でも、人の姿とその周りの関係は、緊密なものとなっているといえる。
企画展「いま私とともにあるもの—美術の中の‘ひと’とその‘周り’」は、ベルナール・ビュフェ美術館が所蔵する20世紀以降の作品から、人の姿をモチーフとした絵画や彫刻を紹介する展覧会。藤田嗣治、イケムラレイコ、ベルナール・ビュフェ、ジュリアーノ・ヴァンジなど、16名の作家の作品を取り上げ、人の姿とその周りがどのように表現されているのかを探ってゆく。
企画展「いま私とともにあるもの—美術の中の‘ひと’とその‘周り’」
会期:2025年4月5日(土)~7月22日(火)
会場:ベルナール・ビュフェ美術館 別館 2F
住所:静岡県長泉町東野クレマチスの丘515-57
開館時間:10:00~17:00(入館は閉館30分前まで)
休館日:水・木曜日(祝休日の場合は開館し、金曜日に休館)
入館料:大人 1,500円(1,400円)、高校・大学生 750円(650円)、中学生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金
■出品作家
荒井良二、池田満寿夫、池田光弘、イケムラレイコ、加藤泉、ジャコモ・マンズー、ジュリアーノ・ヴァンジ、杉戸洋、棚田康司、西島大介、藤田嗣治、ポール・アイズピリ、丸山直文、三宅信太郎、村瀬恭子、ベルナール・ビュフェ
■同時開催
・企画展「ビュフェの旅—新しい風景の発見」
【問い合わせ先】
ベルナール・ビュフェ美術館
TEL:055-986-1300