ユニクロ(UNIQLO)が高品質のシルクとカシミア商品を2013年秋冬シーズンより本格展開することを発表した。東京・銀座にあるユニクロ銀座店で行われた発表会には、デザインディレクター 滝沢直己、クリエイティブファッションディレクター ニコラ・フォルミケッティ、ユニクロ 生産部 執行役員 國井圭浩の3名が登壇した。
単なるファッションではなく、着る人の生活、生き方そのものを豊かにする服づくりを目指すユニクロは、その哲学や商品を「LifeWear(ライフウェア)」と総称。今シーズンからは主要12商品群をそれぞれ「プロジェクト」と位置づけている。その第1弾として2013年7月30日(火)より「シルクプロジェクト」が、そして8月に「カシミアプロジェクト」が全世界で本格展開される。
シルク商品は、シルクの世界的な産地である中国で10%未満しかない6Aや5Aといった高いランクの高級シルクを原料に用い、色柄やステッチ幅などのディテールにこだわった、モダンでクリーンなシルエットに仕上がった。一方のカシミア商品は内モンゴル産の上質な糸を選定し、発色の良さと柔らかな風合いが特徴。これまで旗艦店や大型店舗でしか取り扱いがなかったが、今回の世界展開と同時に国内でも全店で展開をする。
発表会では、それら素材の特性や品質について滝沢直己が、そして世界展開や素材の安定供給、高品質低価格を実現した背景を國井圭浩が説明。モデル着用でのルック紹介では、ニコラ・フォルミケッティによるスタイリングを披露した。
また両プロジェクトのビジュアルは、フランスの有名ファッションマガジン「パープル」編集長のオリヴィエ・ザムが手掛け、ライアン・マッギンレーが撮影を担当した。シルクプロジェクトのモデルにはスーパーモデルのリリー・ドナルドソン、カシミアプロジェクトのモデルには女優クロエ・セヴィニーを起用し、メンズのビジュアルはライアン・マッギンレー本人がモデルとしても登場。
シルクは「花」をモチーフにし女性の美しさを、カシミアは「家具(椅子)」をモチーフにし肌に心地よい上質なリラックス感を表現した。初の本格的な高級素材商品を世界展開するにあたり、世界的に著名な人物を起用して、ユニクロが提案するテーマ「LifeWear」を体現している。
ウィメンズのみとなるシルク商品の価格帯は¥1,990から¥5,990(メインの価格は¥3,990)、カシミア商品の価格帯は¥1,500から¥9,990で、メインの価格はメンズが¥7,990、ウィメンズが¥5,990となる。