MSGM(エムエスジーエム)の2022-23年秋冬コレクションが発表された。
星々への強い愛情を意味する“Astrophilia”をテーマに掲げた今シーズン。何千光年もの時を経て現在に届く星の光や未知なる可能性を秘めた宇宙空間に思いを馳せながら、幻想的でポジティブなムードが漂うコレクションを提案する。
コレクションに溢れているのは、今季のテーマを体現するスターモチーフ。プリントやカットアウト、スパンコールなど多彩な技法で夜空に輝く星々を表現した。
たとえば、ボディコンシャスな流星柄のトップスには、反射する星モチーフから成るキャミソールを合わせて。随所に星型のカットアウトを施した白シャツには、スパンコールが煌めくチュールドレスを忍ばせた。いずれも、星モチーフのウェアをレイヤードすることで、広大な宇宙空間のような奥行きを演出している。
幻想的な夜空を思わせる、綺羅びやかな素材使いも目を引く。網目状のドレスやブラトップは、シルバーのスパンコールが眩しいほど輝くインパクト抜群の一着。艶めくベルベッドのドレスは、まるで鏡のように光を反射させる。
そんなスペーシーなムードを加速させるのは、銀河やスターバーストをプリントしたアイテム。サテンで仕立てたロングドレスやタートルネックトップスに、宇宙のモチーフをネオンカラーで描いた。
パレットは、夜空を思わせるブルーやブラックのダークカラーが基調。ピンクのキャミソールトップスやグリーンのセットアップなど時折差し込まれた鮮やかな色味のアイテムは、ラメ素材ならではの輝きも相まって、個性豊かな星々を彷彿させる。