オソマ…永尾柚乃
アシㇼパの従妹であり、コタン(村)で暮らすアイヌの少女。アイヌでは赤ん坊に病魔が近寄らないよう、あえて汚い幼名を付け魔除けをする風習があり、身体が弱かった彼女は、アイヌ語で「うんこ」「うんこをする」という意味であるオソマの名がつけられた。口琴(こうきん)と呼ばれるアイヌの伝統楽器「ムックリ」を弾くのが好きで、アシㇼパのチセ(家)に訪れた杉元を歓迎する。
ナレーション…津田健次郎
TVアニメ版「ゴールデンカムイ」では尾形百之助役を演じているが、実写版映画『ゴールデンカムイ』ではナレーションを務める。
映画『ゴールデンカムイ』は『キングダム』シリーズの制作プロダクション「クレデウス(CREDEUS)」が手掛け、監督はアーティストのMVを数多く手がけた久保茂昭、脚本は『キングダム』『TOKYO MER~走る緊急救命室~』『ONE PIECE FILM RED』の黒岩勉が担当する。
これまでにTVアニメシリーズや展覧会「ゴールデンカムイ展」など、様々な形で展開されてきた人気漫画が映画『ゴールデンカムイ』ではどのように描かれるか注目だ。
映画『ゴールデンカムイ』の主題歌は3ピースロックバンド・ACIDMANによる「輝けるもの」。『ゴールデンカムイ』のファンと明言するACIDMANが本作のために書き下ろした楽曲で、大自然の中で抗いながら命を燃やす人々の生き様をエモーショナルに歌い上げる、ロックサウンドに仕上げている。
また、映画『ゴールデンカムイ』は2024年2月16日(金)より60館の劇場にて4DX版も上映。4DX版ではシートの揺れや振動を感じることができる他、二〇三高地の激戦シーンや雪山でのバトルシーン、ヒグマ、レタㇻが登場する場面、しずる感あふれるグルメシーンなど見所の数々を、臨場感たっぷりに楽しむことができる。
雑誌『SWITCH』2024年2月号では、原作の漫画『ゴールデンカムイ』誕⽣の経緯から映画化に至るまでを特集。原作者・野⽥サトルのインタビューやキャラクター解説をはじめ、⼭﨑賢⼈・⼭⽥杏奈・眞栄⽥郷敦・⽮本悠⾺・⽟⽊宏といった映画キャストのインタビューも掲載する。また、原作漫画の世界がどのように映像化されていったのかを、映画制作陣にも取材。監督・脚本をはじめ衣装デザインやフードコーディネート、アイヌ語・文化監修など、映画を構成する重要な要素を担うスタッフへのインタビューを通じて、制作背景を紐解いていく。
舞台は気高き北の大地・北海道。時代は、激動の明治後期。「不死身の杉元」との異名を持つ日露戦争の英雄・杉元佐一は、ある目的のために大金を手に入れるべく、北海道で砂金採りに明け暮れていた。そこで杉元は、アイヌ民族から強奪された莫大な金塊の存在を知る。
金塊を奪った男「のっぺら坊」は、捕まる直前に金塊をとある場所に隠し、そのありかを記した刺青を24人の囚人の身体に彫り、彼らを脱獄させた。囚人の刺青は24人全員で一つの暗号になるという。そんな折、野生のヒグマの襲撃を受けた杉元を、ひとりのアイヌの少女「アシㇼパ」が救う。という名の少女は、金塊を奪った男に父親を殺され、父の仇を討ちたいアシㇼパは、金塊を追う杉元と、行動を共にすることとなる。
【作品詳細】
映画『ゴールデンカムイ』
公開日:2024年1月19日(金)
監督:久保茂昭
脚本:黒岩勉
音楽:やまだ豊
出演:山﨑賢人、山田杏奈、眞栄田郷敦、工藤阿須加、栁俊太郎、泉澤祐希、矢本悠馬、大谷亮平、勝矢、高畑充希、木場勝己、大方斐紗子、秋辺デボ、マキタスポーツ、井浦新、玉木宏、舘ひろし
※4DX版上映劇場(2月16日(金)~)は公式サイトにて告知。
■雑誌『SWITCH Vol.42 No.2』(2024年2月号)特集 ゴールデンカムイ[命を描く]
発売日:2024年1月20日(土)
価格:1,100円
©野田サトル/集英社 ©2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会