ミュージカル『ラ・マンチャの男』が2023年4月14日(金)から4月24日(月)まで横須賀・よこすか芸術劇場で上演される。松本白鸚が主演を務め、松たか子らが出演する。
『ラ・マンチャの男』は、スペインの国民的小説「ドン・キホーテ」を原作としたミュージカル。日本では1969年に初演を迎えて以来、松本白鸚が主演を務めてきた。また、2022年には松本白鸚の“ファイナル公演”と銘打ち、日生劇場にて開幕したものの、全25回を予定していた全日程は7回の公演を持って終了となった。
そんな“幻のファイナル公演”が再始動。セルバンテス/ドン・キホーテ役に松本白鸚、アルドンザ役に松たか子を起用するなど、2022年上演時とほぼ同じキャストにより2023年4月によこすか芸術劇場で上演される。
舞台となるのは、16世紀末、スペイン・セビリアの牢獄。セルバンテスは、教会を侮辱した罪で召使いと共に投獄される。牢獄内の囚人たちは、新入りのセルバンテスたちをこづきまわし、ちょっとした騒ぎに。それを聞きつけた牢名主が駆けつけて、<裁判をやろう>と言い出す。
この場をなんとか収めたいセルバンテスは、自身が書いた「ドン・キホーテ」を即興劇として上演し、申し開きをしようと思い立つのだった。主人公 ドン・キホーテを演じるのは自分自身。そして、キホーテを取り巻く役には囚人全員を配役。彼らは「ドン・キホーテ」という物語に巻き込まれていくことに…。
・セルバンテス(松本白鸚)…教会を侮辱した罪でセビリアの牢獄に投獄される男。「ドン・キホーテ」の作者。
・ドン・キホーテ(松本白鸚)…「ドン・キホーテ」の主人公。何世紀も前に姿を消した遍歴の騎士となって、悪を滅ぼすために世界に飛び出す。
・アルドンザ(松たか子)…ドン・キホーテが旅の途中に立ち寄った宿屋で出会う女性。あばずれ女だが、キホーテにとっては“憧れの麗しき姫ドルシネア”に見える。
・サンチョ(駒田一)…ドン・キホーテの従僕。一緒に旅をする。
・アントニア(実咲凜音)
・神父(石鍋多加史)
・家政婦(荒井洸子)
・床屋(祖父江進)
・ペドロ(大塚雅夫)
・マリア(白木美貴子)
・カラスコ(伊原剛志)
・牢名主(上條恒彦)
演出:松本白鸚
脚本:デール・ワッサーマン
作詞:ジョオ・ダリオン
音楽:ミッチ・リー
出演:松本白鸚、松たか子、駒田一、実咲凜音、石鍋多加史、荒井洸子、祖父江進、大塚雅夫、白木美貴子、上條恒彦 ほか
※伊原剛志は今回初参加
<上演詳細>
日程:2023年4月14日(金)~4月24日(月)
時間:全日程14:00開演(全10回公演)※4月19日(水)のみ休演日
会場:よこすか芸術劇場
住所:神奈川県横須賀市本町3-27
写真提供/東宝演劇部