Photograph credit: ORF/ Günther Pichlkostner
2014年1月1日にウィーンで開催される「インターナショナル・ニュー・イヤー コンサート」。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が奏でるこのコンサートの演目の一部として行われるウィーン国立バレエ団による演舞のコスチュームデザインを、ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)が手掛ける事が発表された。
バレエ第1幕として披露されるワルツでは、男性ダンサーは白と黒のコントラストが印象的なラペル付きの燕尾付ジャケットを、女性ダンサーは、豊かなカラーパレットと高級素材が用いられたドレスをそれぞれ纏い、優雅なイブニングストーリーを華麗に奏でる。
バレエ第2幕で上演されるポルカには、伝統的な素材であるスコットランド・タータンにインスパイアーされたコスチュームが用意された。女性ダンサーは、チュール・スカートが付いたショート丈のキルトを、男性ダンサーはダンス用ジャケットにスコットランド・タータンのジレとシャツを組み合わせて着用。伝統と歴史的なイメージを強めつつも、ヴィヴィアンらしいアクセントがプラスされたコーディネートとなった。
毎年1月1日に開催されライブ中継される同コンサートは、今回もおよそ4000万人が視聴すると予想されている。歴史的なリヒテンシュタイン宮殿内の貴族の住居で演舞されるクラシックダンスを披露するこのコンサートは、世界中の聴衆にとって重要な文化的娯楽のひとつ。
日本では、2014年1月1日(水)の19時よりNHK eテレでコンサートの様子がライブ中継される。