1984年、自身の名を冠したブランド「ヴィヴィアン タム」を設立。
ヴィヴィアン タム(VIVIENNE TAM)は1957年、中国の広東省生まれ、3歳のときに香港に渡る。子供の頃からファッションに興味をもつ。香港理工学院(Hong Kong Polytechnic University)卒業後、デザインを学び、82年渡米。自身でデザインした服をビニールの袋に詰めて渡米したという。以後、ニューヨークを拠点に活動。
東洋の独特なデザインに西洋のデザインを取り入れたファッションを高級デパート、ヘンリー・ベンデルのバイヤーが注目、これを採用したことがきっかけで人気を得ていく。1984年に自身の名を冠したブランド「ヴィヴィアン タム」を設立、コレクションを発表。始めのコレクションテーマは「EAST WIND CODE」
1995年、ランウェイショー形式で「毛沢東」をテーマとして取り上げたコレクションを発表、97年には「仏陀」のイメージを取り入れたファッションを発表して話題となる。
ヴィヴィアン タムのファッションの特徴は毛沢東や仏陀のイメージを用いたり、非常にカラフルでアジアテイストのデザインが有名で、香港生まれの東洋的な感性と西洋、モダンアートとクラシックなど、相反するものを組み合わた点。10代からキャリアウーマン、上流階級と幅広い層に層から支持を受けている。
ヴィヴィアン タムの作品はピッツバーグのアンディウォーホル博物館、ニューヨークのメトロポリタン美術館博物館、ロンドンのビクトリア&アルバート博物館などに彼女のファッションは展示されている。
2001年より、セカンドライン「VIVIENNE TAM RED DRAGON」をスタート。
1999年に神戸に出店したのを始めとして、現在、日本に約20のショップがある。