ケン・ローチが監督を務める映画『わたしは、ダニエル・ブレイク』『家族を想うとき』が、2週間限定で特別上映。2022年10月14日(金)から27日(木)まで、新宿武蔵野館、kino cinéma横浜みなとみらいにて上映される。
イギリスを代表する名匠ケン・ローチは、労働者や社会的弱者に寄り添った人間ドラマを描き続けてきた映画監督。作品の舞台であるイギリスのみにとどまらず、世界中の観客の心に寄り添い続けてきた。
ケン・ローチは、2021年末に日本でリバイバル上映もされた1967年の映画『夜空に星のあるように』でデビューを果たし、2作目『ケス』で、カルロヴィヴァリ映画祭グランプリを受賞。その後、2006年の『麦の穂をゆらす風』、2016年の『わたしは、ダニエル・ブレイク』2度パルムドールを受賞している。
特別上映にてリバイバル上映されるのは、『わたしは、ダニエル・ブレイク』『家族を想うとき』の2作品。いずれも、困難な現代社会で生きる人々に向け、手を差し伸べるようなメッセージを持つ映画だ。
『わたしは、ダニエル・ブレイク』では、複雑な社会制度に翻弄され、貧困に苦しみながらも助け合い生きていこうとするダニエルとケイティ親子との心の交流が描かれる。
また、『家族を想うとき』は、『わたしは、ダニエル・ブレイク』を最後に引退を表明していたケン・ローチが、自身の引退宣言を撤回してまで完成させた物語。新自由主義が生み出した現代社会の歪みとその渦中で翻弄される4人家族の姿を映し出す作品だ。
【詳細】
『わたしは、ダニエル・ブレイク』『家族を想うとき』特別上映
上映期間:2022年10月14日(金)~27日(木)
場所:
・新宿武蔵野館(東京都新宿区新宿3-27-10 武蔵野ビル3F)
・kino cinéma横浜みなとみらい(神奈川県横浜市西区みなとみらい4-7-1 みなとみらいミッドスクエア2F)
■作品情報
・映画『わたしは、ダニエル・ブレイク』
監督:ケン・ローチ
脚本:ポール・ラヴァティ
出演:デイヴ・ジョーンズ、ヘイリー・スクワイアーズ、ディラン・フィリップ・マキアナン、ブリアナ・シャン
© Sixteen Tyne Limited, Why Not Productions, Wild Bunch, Les Films du Fleuve , British Broadcasting Corporation, France 2 Cinéma and The British Film Institute 2016
・映画『家族を想うとき』
監督:ケン・ローチ
脚本:ポール・ラヴァティ
出演:クリス・ヒッチェンズ、デビー・ハニーウッド、リス・ストーン、ケイティ・プロクター
©Sixteen SWMY Limited, Why Not Productions, Les Films du Fleuve, British BroadcastingCorporation, France 2 Cinéma and The British Film Institute 2019