アシードンクラウド(ASEEDONCLOUD)の、2023年春夏コレクションを紹介。

時計技師のおじいさんと少年のひと夏の物語

今季は、“時計技師のおじいさんと好奇心旺盛な少年が紡ぐひと夏の物語”をテーマに、遊び心とノスタルジーを詰め込んだウェアを提案する。

遊ぶための服、蝶集めやお絵描き

例えば、可憐なブーケを散りばめたワンピースに重ねたベストは、蝶の収集に適したデザインを採用。捕まえた蝶をしまっておくためのポケットや、サングラス、ピンセット、コップなどを収納できるポケットなど、複数のポケットを配し、機能的なデザインに仕上げている。

また、描いた絵をしまうことのできる筆箱付きショルダーバッグや、ハリのある生地で仕上げたペインターコートなど、遊びに夢中になれるデザインが散見された。

“時計技師が着る作業着”のようなワークウェア

時計技師の作業着を思わせる、ワークテイストのウェアも登場。上品なカーキに彩られたダブルジャケットは、胸元にエンブレムの刺繍を施し、ユニフォームライクなデザインに仕上げた。ゆったりとしたフォルムとシワ感のある豊かな風合いが相まって、身体に自然に寄り添ってくれる。また、同様にエンブレムの刺繍を配した、バルーンスリーブのワンピースも登場する。

“ひと夏の思い出”を呼び起こすモチーフや質感

ひと夏の記憶の中にある、日差しや自然の風景を思い起こさせるような色彩や質感、モチーフも印象的だ。野に咲く花々を穏やかな色味で描いたボタニカルモチーフの総柄ワンピースや、草花の模様を幾何学的に落とし込んだウインドウ・ペンチェックのジャカードシャツ、草木を連想させるカーキグリーンチェックのハーフパンツなどは、森や草原に馴染むような佇まいに。

柔らかなベージュのコットンオーガンザで仕立てたシャツジャケットやワンピースは、陽の光を通す繊細な透け感が余韻を残していく。