2009年、玉井健太郎がアシードンクラウドをスタート。
アシードンクラウド(ASEEDONCLOUD)は日本のファッションブランド。
コンセプトとして、毎シーズン様々な職業のライフスタイルからインスピレーションを得て、その生活の姿を背景にしてデザインに込めている。ひとつひとつの洋服には、買った人々への感謝の思いからその生活に花を届けたいという気持ちをこめて、様々な植物の種が添える。
19世紀後期~20世紀初頭の写真に見られるような古い作業着の美しさを生かしながら、その美しさの裏にあるアイデンティティーに、デザイナーである玉井健太郎のウイットとユーモアを織り交ぜてデザインされている。素材は天然素材に拘ったものを使用しており、時には時代観のあるものを、また時にアンティークから再現したものを使用。
■ハンドベーカー(Handwerker)
アシードンクラウドの1つのラインとして、「ハンドベーカー(Handwerker)」も展開。ドイツ語で職人という言葉「ハンドベーカー」から名付けられた。
毎シーズン新しいコレクションを作り出す中で、ある種の普遍性を有したウエアだけを抜き出し、“職人の服”というカテゴリーでスタート。
使用される生地もこだわりぬかれた素材を使用し、日々の仕事や生活で活用できるさまざまなディティールも特徴的。特に明治から続く岡山の帆布工場で、1970年代のベルギー製織機により無糊でゆっくり織られた生地や、シャットル織機での雲斎織を特別な色で染めたシリーズはプロユースにも耐えうるもので、未来のヴィンテージになりうるウエアを提案している。
■デザイナープロフィール
玉井健太郎(Kentaro Tamai)。セントラルマーティンズ美術学校 メンズウェア学科卒業。ロンドンにてマーガレット・ハウエル UKのアシスタントデザイナーを経て帰国。2007年に山縣良和とリトゥンアフターワーズをスタート。数シーズンの間リトゥンアフターワーズとして活動をするが、自身のブランド「アシードンクラウド(ASEEDONCLOUD)」を始める。
2008年9月 東京コレクション初参加。2009年4月 リトゥンアフターワーズでの活動を中止して、新たに独自のデザイン活動をスタート。