エドガー・ライトは、1974年4月18日、イギリス、ドーセット生まれ。10代の頃から映画作りに興味を抱き、スーパー8で短編映画を撮り始める。20歳の頃に学生仲間と16ミリで製作した低予算西部劇“A Fistful of Fingers"(1995・未公開)は小規模ながらイギリスで劇場公開された。その後、BBC等でTVドラマの製作に携わり、「SPACED 〜俺たちルームシェアリング〜」は英アカデミー賞にノミネート。2004年、エドガー・ライトは同作で組んだ脚本&主演のサイモン・ペッグとタッグを組み、『ショーン・オブ・ザ・デッド』で商業映画に進出。ゾンビ映画に笑いと現代性、リアリティを注入した同作は世界中で絶賛された。 エドガー・ライトの人気を決定づけたのは『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』(2007)この映画では、ホラー×コメディ×アクションというエドガーの代名詞はそのままに、さまざまな映画のオマージュで、映画オタクたちの心を捉えた。その後、『ワールズ・エンド/酔っぱらいが世界を救う!』(2013)も好評を博した、一方、『スコット・ピルグリムVS邪悪な元カレ軍団』ではカナダの人気コミックの映画化に挑戦。 エドガー・ライトは、ハリウッドにも活動の場を広げており、スティーヴン・スピルバーグ監督の『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』(2011)、マーベルコミック原作の『アントマン』(2015)では脚本を手がけている。ハリウッド長編映画としては『ベイビー・ドライバー』で監督デビューし、大成功を収める。2021年には映画『ラストナイト・イン・ソーホー』を発表。