大宝山 千光寺は、広島県尾道市の旧市街に位置する寺。寺伝による開基は、平安時代の始めの大同元年(806)年。本堂は貞享3年(1686年)の建立で、この地方には珍しい舞台造りが特徴。鐘楼の「驚音楼の鐘」は、除夜の鐘でもおなじみで、1996年に環境庁の「日本の音風景100選」に選ばれた。また、寺からは美しい尾道水道の景色を一望することができる。尾道にゆかりのある文人墨客の作品を天然の岩に刻んだ遊歩道「文学のこみち」も人気の散歩スポット。