1979年、ワシントン州の田舎町でレコーディングされた1枚のアルバム「Dreamin’ Wild」。10代のドニーは兄とデュオを結成し、父が建てたスタジオで数々の楽曲を生み出した。情熱を注ぎ込んで作った音楽だったが、世間からは見向きもされず、夢に手が届くことはなかった。それから約30年後—。ドニーは、コレクターにより発見されたアルバムが再評価され、“埋もれた傑作”として人気を博していることを知る。しかし、思いがけない成功は、目を背けてきた過去や感情を呼び起こし……。
映画『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』は、アメリカの音楽デュオ「ドニー&ジョー・エマーソン」の実話をもとにした作品。10代のころにワシントン州の田舎町でレコードした1枚のアルバム「Dreamin’ Wild」が、約30年の時を経て世間に発見されたことをきっかけに、目を背けてきた過去や感情と向き合うドニーの姿を描き出す。主演はケイシー・アフレック。監督はビル・ポーラッド。