森の木々の間から見える酒場「スナグリーダックリング」からは美しいピアノの音色が、岩の洞窟を通り抜けた先に広がるコロナ王国の景色では「輝く未来」の冒頭部分が流れる。ラプンツェルの世界観に没入できる仕掛けが盛りだくさんだ。
また、ラプンツェルとフリン・ライダーが無数のランタンの灯びにに包まれる、ロマンティックな名場面も。アトラクションのボートは、ラプンツェルとフリン・ライダーが乗ったボートのまわりをゆっくりと進み、ふたりが「輝く未来」を歌う姿を眺めることができる。
ロマンティックな雰囲気のラプンツェルとフリン・ライダーを見守るように、湖畔には「スナグリーダックリング」の荒くれ者達の姿が。うっとりとした表情をした荒くれ者達に思わず笑みがこぼれる。
そしてボートはボートハウスの作業場へ。木箱、樽、ロープ、オールなど様々な道具が並んでおり、そのほとんどにはラプンツェルの絵が描かれている。壁や天井にかけては、ラプンツェルの塔の中に描かれていたような、浮かぶランタンと城の絵を見ることができる。
アトラクションに乗るまでの待ち時間を楽しめるよう、映画の世界観を楽しめるような装飾が施されているのもポイント。たとえば壁には、指名手配書の数々が貼られている。フリン・ライダーをはじめ、髪の短いラプンツェルとフリン・ライダーの2人組、スタビントン兄弟らの指名手配書を眺めつつ、列に並ぶことができる。
レストラン「スナグリーダックリング」は、映画に登場する愉快な荒くれ者たちの酒場を再現した内装が魅力。劇中でフックハンドがピアノを弾いていたステージのほか、酒場の荒くれ者たちが追い求めた夢を示す様々なモチーフも用意した。たとえば暖炉のそばには、インテリアデザイナーになる夢を持つグンターがつくった熊をかたどった椅子などを設置している。
レストランは、カウンターで料理を注文して受け取るカウンターサービスで、座席数は約620席を備えた。店内は酒場以外にも、物置部屋風の座席や、馬小屋を改装したという設定の場所など、物語の世界観に溢れた飲食スペースを設けている。
メニューには、アヒルをイメージした黄色のバンズに、ジューシーなパテとソーセージを挟んだ「ダックリングドリームチーズバーガー」、劇中のラプンツェルの言葉「いつまでも幸せに暮らしました」から着想を得たネーミングのデザート「スウィーツエバーアフター(レモン&ストロベリー)」などが揃う。