アブランクページ(ablankpage)の2023-24年秋冬コレクションが東京・渋谷ヒカリエで2023年3月14日(火)に発表された。
2022年秋冬コレクションよりスタートした、タイ生まれのデザイナー ラロパイブン・プワデトが手掛ける気鋭ブランド、アブランクページ。“何もない空白のページ”という意味を持つアブランクページには、“偏見や固定観念にとらわれず自分自身で人生の物語を書き進めていく”という思いが込められている。
今季はアブランクページに、メゾン シュン イシザワ(Maison Shun Ishizawa)を手掛ける石澤駿をゲストデザイナーに迎えたアズ イヤーズ ゴーズ バイズ アブランクページ × エドウィン(AS YEARS GOES BYS ABLANKPAGE X EDWIN)を加えた2ブランドの合同ショーを実施。活気ある学校の食堂を思わせるランウェイを舞台に、性別・年齢・体型などを気にせずに、誰もが自由に楽しめるユニセックスウェアを提案する。
アズ イヤーズ ゴーズ バイズ アブランクページ × エドウィンでは、エドウイン(EDWIN)のB品素材をモダンなアイテムへと昇華させたサステイナブルなウェアを展開。デニムウェアを解体再構築したアイテムは、ポケットを繋げて作り上げたワンピースをはじめ、上下で別々に着用できるジャンプスーツや、オーバーサイズのジャケットなどが登場した。
解体再構築のアプローチは、デニムウェア以外にも見られる。柄や色味の異なるTシャツをパズルのように組み合わせて個性溢れる一着へと昇華させたトップスや、解体したシャツのパーツを繋ぎ合わせ、袖を驚くほど長く設定したシャツワンピースなどが披露された。
アブランクページからは、デザイナーが小学生の頃に自作したというボードゲームのキャラクターを着想源としたアイテムが登場。ドレスのトレーンのようなディテールが印象的なシャツワンピースや、ジャンプスーツの下に忍ばせたTシャツなどにカラフルなキャラクターが生き生きと描かれている。
ラストルックを飾ったテーラードジャケットは、子供があえて大人の服を着たかのような大きめのサイズ感で。背中には、個性豊かなキャラクターをデザインした羽を取り付け、プレイフルでエネルギッシュなコレクションを楽しく彩った。