長崎県美術館では、小企画展「国立美術館 コレクション・プラス 鴨居玲のスペイン時代 ─ スペイン・バロックの巨匠ジュゼペ・デ・リベーラの作品とともに」を、2023年4月7日(金)から6月11日(日)まで開催する。
鴨居玲(かもい れい)は、戦後日本で異色の存在感を放った洋画家だ。1928年に生まれた鴨居は、71年2月から3年8か月にわたってスペインに滞在。この時、マドリードのプラド美術館に通うなかでスペイン・バロックの巨匠ジュゼペ・デ・リベーラの作品にふれ、その「光と闇」の表現に大きな影響を受けることとなった。
これまで、鴨居とリベーラの親和性についてはしばしば言及されてきたものの、彼らの作品を同じ空間で展示する機会はなかった。鴨居とリベーラの作品をあわせて紹介する初の試みとなる小企画展「鴨居玲のスペイン時代 ─ スペイン・バロックの巨匠ジュゼペ・デ・リベーラの作品とともに」では、長崎県美術館が所蔵する《廃兵》や《私の話を聞いてくれ》など、鴨居がスペイン時代に手がけた作品を、国立西洋美術館から特別に借用したリベーラの《哲学者クラテース》とともに紹介する。
〈国立美術館 コレクション・プラス〉鴨居玲のスペイン時代 ─ スペイン・バロックの巨匠ジュゼペ・デ・リベーラの作品とともに
会期:2023年4月7日(金)〜6月11日(日)
会場:長崎県美術館 常設展示室第 4室
住所:長崎県長崎市出島町2-1
開館時間:10:00〜20:00(最終入場 19:30)
休館日:4月10日(月)・24日(月)、5月8日(月)・22日(月)
観覧料:一般 420円(340円)、大学生・70歳以上 310円(250円)、小学・中学・高校生 210円(170円)
※( )内は15名以上の団体料金
※長崎県内在住の小・中学生は無料
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、障害福祉サービス受給者証、地域相談支援受給者証、特定疾患医療受給者証、特定医療費(指定難病)医療受給者証、先天性血液凝固因子障害等医療受給者証、小児慢性特定疾病医療受給者証の提示者および介護者1名は無料
【問い合わせ先】
長崎県美術館
TEL:095-833-2110