人気ブランドが残布をアップサイクルするプロジェクト「ピース de ミライ」が、2023年10月11日(水)から10月24日(火)まで、伊勢丹新宿店 本館・メンズ館、日本橋三越本店、銀座三越にて開催される。
「ピース de ミライ」は、生地を生産する上でどうしても生まれてしまう残布を、約50以上もの人気ブランドやアーティストの手を介して新しいアイテムへと生まれ変わらせるアップサイクルプロジェクト。2022年3月に反響を得た「デニム de ミライ」の第2弾として開催される。
アップサイクルされるのは、<リーバイス(Levi's)>のユーズドストックのデニムに加え、イギリスのテキスタイルブランド<リバティ・ファブリックス(Liberty Fabrics)>、デンマークのテキスタイルメーカー<クヴァドラ(Kvadrat)>、国内有数の織物産地である尾州の産地素材、フィンランドのデザインハウス<マリメッコ(Marimekko)>といった、5種類の素材。洋服やバッグ、シューズ、家具、アートまで、多彩なアイテムに生まれ変わる。
ここからは、「ピース de ミライ」の中でも特に注目のアイテムをピックアップ。人気ブランドが手掛けたアイテムは数量限定のものも多く、“即完売”が予想されるので、気になるものは早めのチェックをおすすめする。
「リーバイス」のユーズドストックのデニムは、ゴールデングース(GOLDEN GOOSE)のアイコンスニーカー「スーパースター(Super-Star)」へと変身。特徴的なダメージ加工や、パッチワークのデザインなどにより、ヴィンテージの雰囲気を感じられる1足に仕上げている。
リーバイスのデニム生地に、ミナ ペルホネン(minä perhonen)定番柄「タンバリン」を刺繍したPCケースにも注目。裏側は、デニムに合わせてセレクトしたクヴァドラの素材をドッキングしている。このほか、デニム生地とクヴァドラ生地で制作したトートバッグやクッションもラインナップする。
「ニコライ バーグマン フラワーズ & デザイン(Nicolai Bergmann Flowers & Design)」のフラワーボックスは、リーバイスのデニム生地を使用した特別なパッケージへとドレスアップ。箱の中には、8種類のピンクのグラデーションが目を引くプリザーブドフラワーをアレンジした。奥深いデニムの風合いを楽しめるフラワーボックスは、お洒落な人へのギフトにもおすすめだ。
チカ キサダ(Chika Kisada)の人気アイテム、ビスチェは、デンマークのファブリックメーカー・クヴァドラの素材を使ったスペシャル仕様で製作した。インテリアにも使われるハリのある生地を使用したビスチェは、立体感のあるフォルムが魅力的。裏地にはチカ キサダらしいチュール素材をドッキングし、フェミニンな表情もプラスした。
また、3.1 フィリップ リム(3.1 Phillip Lim)が手掛けるバーシティジャケットもチェックしたい。落ち着いたブルーの尾州産地のツイードに、程よい光沢のレザーをコンビネーションさせることで、秋冬らしく重厚感のある仕上がりに。エッジーなジップディテールと、ロマンティックな黒の刺繍による、絶妙な“甘辛ミックス”のバランスにも注目だ。
ルール ロジェット(leur logette)からは、尾州ツイード素材を使用したシングルブレストジャケットがお目見え。パフスリーブや白のハンドステッチといった甘さと、メンズライクなツイードのコントラストが、スタイリングにさりげないひねりを効かせてくれる。ヴィンテージ感を演出するゴールドのボタンや、ちらりと覗くブランドオリジナルのフラワープリント裏地もこだわりポイント。