特別展「コスチュームジュエリー 美の変革者たち シャネル、ディオール、スキャパレッリ 小瀧千佐子コレクションより」が、京都文化博物館にて、2024年2月17日(土)から4月14日(日)まで開催される。東京のパナソニック汐留美術館などでも開催される巡回展だ。

コスチュームジュエリーの展開をたどる

かつて、ネックレスやブローチ、イヤリングなどの宝飾品は、高価な宝石や貴金属を用いて作られ、権力や富を象徴する役割を担っていた。こうした高価な素材を用いず、衣服との相性を重視して製作されたアクセサリーが、コスチュームジュエリーだ。

コスチュームジュエリーがファッションの要素として取り入れられるようになったのは、20世紀初頭のこと。もともと舞台衣装の一部として使用されていたコスチュームジュエリーを、ファッションデザイナーのポール・ポワレが女性の装いに取り入れたのだ。

1920年代には、ガブリエル・シャネルが模造パールやガラスを用いたアクセサリーを発表。コスチュームジュエリーは、やがてアメリカにも伝わって大いに人気を博し、ヨーロッパの宝飾伝統にとらわれない独自の展開をたどっていった。

特別展「コスチュームジュエリー 美の変革者たち シャネル、ディオール、スキャパレッリ 小瀧千佐子コレクションより」は、コスチュームジュエリーの展開をたどる展覧会。シャネルやクリスチャン ディオール(Christian Dior)、スキャパレリ(SCHIAPARELLI)など、約450点の作品が一堂に会する。

展覧会概要

特別展「コスチュームジュエリー 美の変革者たち シャネル、ディオール、スキャパレッリ 小瀧千佐子コレクションより」
会期：2024年2月17日(土)〜4月14日(日)
会場：京都文化博物館 4・3階展示室
住所：京都府京都市中京区三条高倉
開室時間：10:00〜18:00(金曜日は19:30まで)
※入場はいずれも30分前まで
休館日：月曜日
入場料：一般 1,600円(1,400円)、高校・大学生 1,100円(900円)、小・中学生 500円(300円)、未就学児 無料(要保護者同伴)
※( )は前売および20名以上の団体料金
※前売券は、2023年12月2日(土)から2024年2月16日(金)まで販売
※チケットは、京都文化博物館、アソビュー！、ローソンチケット(Lコード 51831)、セブンチケット(セブンコード 103-387)、 イープラスほかにて販売
※障がい者手帳などの提示者および付添者(1名まで)は無料
※上記料金で、2階総合展示および3階フィルムシアターも観覧可(フィルムシアターは催事により別途料金が必要な場合あり)

【問い合わせ先】
京都文化博物館
TEL：075-222-0888(代表)