展覧会「ブランクーシ 本質を象(かたど)る」が、東京のアーティゾン美術館にて、2024年3月30日(土)から7月7日(日)まで開催される。

ブランクーシの全貌を紹介する日本初の展覧会

純粋なフォルムの探究を通して、20世紀彫刻を切り拓いたとされる彫刻家、コンスタンティン・ブランクーシ。「ブランクーシ 本質を象(かたど)る」展は、彫刻作品を中心に、絵画作品やドローイング、写真作品など約90点を一堂に集め、ブランクーシの創作活動の全体を紹介する、日本の美術館では初となる展覧会だ。

1876年ルーマニアに生まれたブランクーシは、1904年フランス・パリに出て、オーギュスト・ロダンのアトリエで働いている。しかし、ここを短期間で離れ、独自の創作をスタート。野生的な造形を特徴としつつ、素材への鋭い意識に基づく洗練されたフォルムを追求し、同時代やのちの芸術家に大きな影響を与えることになった。

本展では、アカデミックな写実性やロダンの影響を示す初期から、対象のフォルムを切り詰めてゆく1910年代、そして主題の抽象化が進められる1920年代以降まで、ブランクーシの展開を紹介。《接吻》や《眠れるミューズ》、《魚》、《空間の鳥》など、初期から晩年にいたる彫刻作品を展示する。

また、会場では、《スタンディング・ボーイ》や《鳥》をはじめ、フレスコやテンペラといった絵画作品、写真作品も紹介。ブランクーシの創作者としての多面性に光をあててゆく。

展覧会概要

展覧会「ブランクーシ 本質を象(かたど)る」
会期：2024年3月30日(土)〜7月7日(日)
会場：アーティゾン美術館
住所：東京都中央区京橋1-7-2
開館時間：10:00〜18:00(5月3日(金・祝)を除く金曜日は20:00まで)
※入館はいずれも閉館30分前まで
休館日：月曜日(4月29日(月・祝)、5月6日(月・振)は開館)、4月30日(火)、5月7日(火)
観覧料：ウェブ予約チケット 1,800円、窓口販売チケット 2,000円、学生 無料(要ウェブ予約)
※日時指定予約制(2024年1月30日(火)よりウェブ予約開始)
※予約枠に空きがある場合、美術館窓口でもチケットを販売
※中学生以下はウェブ予約不要
※この料金で同時開催の展覧会をすべて観覧可

■同時開催
石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 清水多嘉示

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TEL：050-5541-8600(ハローダイヤル)