特別展「海─生命のみなもと─」が、愛知の名古屋市科学館にて、2024年3月16日(土)から6月9日(日)まで開催される。東京・上野の国立科学博物館でも開催された巡回展だ。
海は、「水惑星」とも称される地球を象徴するとともに、地球上のあらゆる生命を育んできた存在である。人類は、生態系を支える海から恩恵を受けるとともに、海の厳しさを乗り越えることで繁栄してきたのであった。しかし現在、人間活動に伴う環境への影響が、海においても顕在化している。
特別展「海─生命のみなもと─」は、海の誕生から現在にいたるまでを、生命の起源、海に暮らす多様な生物、そして海の人類の関わりなどに着目しつつ紹介する展覧会。海で生まれ、進化し、海の恵みとともに生きてきた多様な生物を取り上げつつ、さまざまな視点から海について考えてゆく。
たとえば、日本を取り囲む海と生物の繋がりを紹介。日本列島周辺の海は、プレートの沈み込みに伴う海溝に沿った超深海から、活動的な火山列島、世界最大規模の海流である黒潮まで、現在の地球の海を特徴付ける要素のほとんどすべてを備えているとされる。会場では、これらの要素に光をあて、生物の分布や多様性への影響を紹介する。
特別展「海─生命のみなもと─」
会期:2024年3月16日(土)〜6月9日(日)
会場:名古屋市科学館 理工館 B2F イベントホール
住所:愛知県名古屋市中区栄2-17-1(芸術と科学の杜・白川公園内)
開館時間:9:30~17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜日(4月29日(月・祝)、5月6日(月・振)は開館)、4月19日(金)・30日(火)、5月7日(火)・17日(金)
入場料:一般 1,800円(1,600円)、高校・大学生 1,000円( 800円)、小・中学生 500円(300円)、未就学児 無料
※( )内は前売料金(3月15日(金)まで販売)
※チケットは、アソビュー!ほかにて販売(詳細については展覧会公式サイトを参照)
【問い合わせ先】
名古屋市科学館
TEL:052-201-4486