東海地方のおすすめの美術館&博物館を特集。愛知・静岡・岐阜・三重の施設情報を県別に紹介する。開催中の展覧会スケジュールも随時取り上げるほか、詳細からは開館時間や入館料、アクセスなどをチェックすることも可能だ。
愛知県美術館は、ピカソやマティス、クリムトなどを筆頭に、シュルレアリスム、戦後アメリカ美術などの世界各国の作品、高橋由一や横山大観ら近代日本の画家の作品など、20世紀美術を中心に幅広いコレクションを有する。館内では、これらをコレクション展示室で紹介するとともに、企画展も開催してる。
名古屋市美術館は、エコール・ド・パリやメキシコ・ルネサンス、郷土の美術、現代美術の作品を中心に収蔵し、これらを常設展で紹介している。また、特別展や常設企画展も開催。建物の建築設計は黒川紀章による。
徳川美術館は、愛知・名古屋の日本庭園「徳川園」内にある美術館。尾張徳川家に伝わる大名道具を中心に、書、絵画、彫刻、陶磁、漆工、刀剣などを収蔵している。とりわけ、国宝《源氏物語絵巻》は、絵15面、詞28面と、所蔵数は日本最大だ。
名古屋市博物館は、名古屋にまつわる歴史資料を中心に収蔵する歴史博物館。2階常設展「尾張の歴史」では、旧石器時代から現代までこの地方の歴史を紹介する一方、1階特別展示室では国内外の文化遺産を紹介する特別展や、名古屋を中心とした尾張地域の歴史文化に光をあてる企画展を開催している。
松坂屋美術館は、愛知の名古屋松坂屋内にある美術館。国内外の絵画や博物、工芸、アニメーションなど、幅広いジャンルの展覧会を開催。松坂屋名古屋店での買い物とともに、気軽に楽しむことができる美術館である。
豊田市美術館は、グスタフ・クリムトやエゴン・シーレなど世紀末ヴィーンの作家の作品を筆頭に、サルバドール・ダリといったシュルレアリスム、そして奈良美智など国内現代作家など、とりわけ20世紀以降の作品を豊富に所蔵。これら豊富なコレクションを紹介する常設展とともに、企画展を開催している。建築は谷口吉生の設計による。
豊田市博物館は、愛知・豊田の歴史や文化、自然、産業などをテーマに紹介する総合博物館。地域の歴史・文化・自然を紹介する常設展示室、さまざまな展覧会を開催する展示室、展示やワークショップなどを楽しめる「えんにち空間」などから構成されるほか、敷地内にはウッドデッキや芝生広場なども備える。
豊田市民芸館は、愛知県唯一の民芸館。東京・駒場の日本民藝館が改築される際、その一部を整備するかたちで開館。民芸品にかんする特別展や企画展を開催している。
碧南市藤井達吉現代美術館は、愛知県碧南市にある美術館。
倉俣史朗の展示が静岡市美術館で - 戦後を代表するデザイナー“静岡との関わり”、椅子や図面など公開開催中期間:2024年11月6日(水)〜12月15日(日)静岡市美術館では、小企画展「Shizubi Research+ 倉俣史朗と静岡」を、2024年11月6日(水)から12月15日(日)まで開催する。戦後日本を代表するデザイナーのひとり、倉俣史朗(くらまた...
展覧会「写真をめぐる100年のものがたり」静岡市美術館で、スティーグリッツから杉本博司まで約180点開催中期間:2024年10月4日(金)〜11月17日(日)「令和6年度国立美術館巡回展 写真をめぐる100年のものがたり 京都国立近代美術館コレクションを中心に」が、静岡市美術館にて、2024年10月4日(金)から11月17日(日)まで開催される。「令和6年度...
静岡市美術館では、美術を中心にデザインや工芸など幅広いジャンルの展覧会を開催。また、エントランスホールや多目的室、ワークショップ室を「交流ゾーン」と位置づけ、同時代の美術の紹介、コンサート、講演会やワークショップなどの事業も展開している。
静岡県立美術館は、とりわけロダンの彫刻をはじめとする収蔵品で有名。新館であるロダン館には、《考える人》や《地獄の門》をはじめ、32点のロダンの彫刻を展示している。また、ターナーやモネなどの西洋風景画、伊藤若冲や横山大観といった日本画、岡鹿之助らの洋画に加えて、草間彌生などの現代美術も所蔵している。
熱海のMOA美術館は、日本美術作品を中心に所蔵し、これらを紹介する展覧会を開催している。また、直径約20m・高さ約10mのドーム型の円形ホールには、依田満・百合子夫妻による万華鏡をマッピングしており、海抜約250mに位置する相模灘を望む広場「ムア スクエア」には、イギリスの彫刻家ヘンリー・ムアの《王と王妃》を設置している。
クレマチスの丘は、ベルナール・ビュフェ美術館や井上靖文学館、IZU PHOTO MUSEUMの3つの美術館・文学館と、地場の食材を堪能できるレストラン、そして自然公園からなる複合文化施設。ベルナール・ビュフェ美術館では、戦後フランスの代表的具象画家ベルナール・ビュフェの世界最大規模のコレクションを誇り、常設展や企画展でその作品を紹介している。
洋画家・山本芳翠の回顧展が岐阜県美術館で - 代表作の重要文化財《裸婦》など、初期〜晩年の約200点開催中期間:2024年9月27日(金)〜12月8日(日)企画展「PARALLEL MODE:山本芳翠—多彩なるヴィジュアル・イメージ—」が、岐阜県美術館にて、2024年9月27日(金)から12月8日(日)まで開催される。明治時代、フランスと日本を舞台に活躍し...
オディロン・ルドンの回顧展が岐阜県美術館で、“想像の世界”木炭画・パステル画・油彩画など約330点開催中期間:2024年9月27日(金)〜12月8日(日)企画展「PARALLEL MODE:オディロン・ルドン—光の夢、影の輝き—」が、岐阜県美術館にて、2024年9月27日(金)から12月8日(日)まで開催される。19世紀後半から20世紀初頭にかけて、フラ...
岐阜県美術館は、海外の美術ではオディロン・ルドンとその周辺作家、日本美術では明治洋画の重鎮・山本芳翠を筆頭に、熊谷守一や川合玉堂など岐阜県ゆかりの作家による作品を所蔵。なかでも、山本芳翠《裸婦》は2014年に重要文化財に指定されている。これらの収蔵品を紹介するコレクション展や、企画展を開催している。
飛驒高山美術館は、岐阜・高山の会員制リゾートホテル「サンクチュアリコート高山 アートギャラリーリゾート」内にある美術館。2020年5月末に閉館した旧飛驒高山美術館のコレクションを受け継ぎ、エミール・ガレやルネ・ラリックなど、アール・ヌーヴォーやアール・デコのガラス工芸品を中心とした作品を展示している。