大阪・京都・兵庫ほか、関西の美術館・博物館で現在開催中、ないし今後開催予定の展覧会情報をまとめて紹介。各美術館の詳細をクリックすれば、展示作品、美術館へのアクセスや営業時間、展覧会情報も一緒に確認できる。最新情報を随時更新していくので、気になる美術館や展覧会をチェックしておこう。
※最新の開館情報については、各美術館・博物館のホームページなどを確認のこと。
大阪の国立民族学博物館は、民族学や文化人類学にまつわる展示を展開。オセアニア、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、アジアの地域展示と、音楽や言語といった特定のジャンルを取り上げた文化展示を行うほか、特別展も開催している。
特別展「線表現の可能性」大阪・国立国際美術館で - “現代美術における線表現”李禹煥など約150点開催中期間:2024年11月2日(土)〜2025年1月26日(日)特別展「線表現の可能性」が、大阪の国立国際美術館にて、2024年11月2日(土)から2025年1月26日(日)まで開催される。線描画は、かつて完成作のための習作や下絵として描かれた。そこで線とは、対象の...
国立国際美術館“女性像”をテーマとしたコレクション展、石内都や芥川(間所)紗織など約100点開催中期間:2024年11月2日(土)〜2025年1月26日(日)大阪の国立国際美術館では、コレクション展「コレクション1 彼女の肖像」を、2024年11月2日(土)から2025年1月26日(日)まで開催する。「コレクション1 彼女の肖像」展は、国立国際美術館のコレク...
国立国際美術館は、大阪にある1977年設立の美術館。主に現代美術の作品を収集し、多様な視野をもったテーマで展覧会を開催している。建物は、1970年の日本万国博覧会開催に際して建設された万国博美術館を活用したもの。竹の生命力と現代美術の発展・成長をイメージした外観デザインを有し、より来場者の快適な鑑賞を実現すべく、人と美術との交流を生み出すパブリック・ゾーンを設けている。
大阪市立美術館は大阪市・天王寺公園内にある美術館。設立当初の本館と、平成4年に美術館の正面地下に新設した地下展覧会室の2つの施設で構成される。地上3階、地下2階からなり、本館陳列室では特別展覧会やコレクション展示が開催されている。平常展示では購入や寄贈により集まった日本・中国の絵画、彫刻、工芸など8,400件を超える館蔵品と、社寺などから寄託された作品を随時陳列。また、地下展覧会室では、常時様々な美術団体が主催する展覧会を開催している。
大阪中之島美術館は、「大阪と世界の近代・現代美術」をテーマに6,000点を超える作品を所蔵し、これを中心に展覧会や多彩なイベントを展開。コレクションには、モディリアーニの裸婦像や、具体美術協会のリーダー・吉原治良の作品のほか、洋画家・佐伯祐三の作品は、日本最大級の57点を所蔵する。
あべのハルカス美術館は、大阪の商業施設「あべのハルカス」内16階にある美術館。"あらゆるアートを、あらゆる人に。"というコンセプトを掲げ、人とアートが気軽に、かつ深くふれあえる拠点となるような美術館を目指している。開催される展覧会は、近鉄沿線の文化財を集めたものや、日本・東洋美術、西洋美術、現代アートを扱うものなど様々。駅直結の立地にふさわしく、誰もが芸術・文化を体験し楽しめる「都市型美術館」だ。
堺 アルフォンス・ミュシャ館は、大阪の堺市立文化館内にある、アルフォンス・ミュシャ専門の美術館。アール・ヌーヴォーの芸術家アルフォンス・ミュシャの約500点のコレクションを中心に、展覧会を年に3回開催。 フランスやアメリカ、 チェコで活躍したミュシャの初期から晩年にいたる創作活動を、多彩な角度から紹介している。
中之島香雪美術館は、大阪・中之島の高層ビル、中之島フェスティバルタワー・ウエスト内にある美術館。神戸・御影の香雪美術館に次いで、朝日新聞社の創業者である村山龍平による「村山コレクション」を所蔵する美術館としてオープン。刀剣・武具、仏教美術、書跡、近世絵画、茶道具といった、日本と東アジアの古い時代の美術品を紹介する。
京都府京都文化博物館は、日本文化の形成に大きな役割を果たしてきた京都の歴史と文化を紹介する博物館。総合展示室では、京都ゆかりの作家や作品を紹介する「京の至宝と文化」、祇園祭を紹介する「京のまつり」、平安から昭和までの京都の姿を紹介する「京の歴史」の3つのゾーンに分けて展示している他、年ごとにテーマを設けて京都の魅力を紹介する展示を行っている。
福田美術館は、2019年10月に京都・嵯峨嵐山にオープンした日本美術の美術館。所蔵コレクションは、日本画家の作品を中心に構成される約1,500点。「たとえ美術に詳しくない方が見ても、感動を与えられるような」作品をコンセプトに、琳派、円山四条派から京都画壇への流れをおさえたラインナップを揃える。、円山応挙、与謝蕪村、伊藤若冲ら江戸時代の絵師たちの作品をはじめ、横山大観、上村松園、竹内栖鳳などの近代の名画、さらに国内有数の竹久夢二コレクションを保有する。
京都国立博物館は、寺社仏閣が多く、平安時代からの長い歴史を持つ京都の貴重な文化財を、収集、保存、研究、展示することを目的に、1897年に開館した博物館。絵画、彫刻、工芸品の他、考古資料や歴史資料など、数多くの国宝、重要文化財を所蔵する。コレクションの一部は、2014年に平常展示館として開館した「平成知新館」にて展示されている。特別展示館として利用されるレンガ造り平屋建ての「明治古都館」や正門は、重要文化財に指定されている。
京都国立近代美術館は、岡崎公園の一角にある美術館。開館時から工芸品に重点を置いてきた伝統を継承すること、京都を中心とした関西の近代美術の流れに注目すること、国際的な視点で現代美術の動向を把握することなどを運営方針として、作品の収集・展示を行っている。所蔵品は、6,000点以上ある日本画や洋画などの絵画をはじめ、工芸、彫刻、写真、書など12,000点以上に及ぶ。
京都市京セラ美術館は、1933年に「大礼記念京都美術館」という名称で開館した美術館。収蔵品をテーマに沿って展示する常設展「京都市美術館コレクション展」を年間数回開催する他、近・現代美術の企画展を行っている。また、「京展」や「日展」などの公募展も開催される。
2020年5月には「京都市美術館」の名を改め、「京都市京セラ美術館」としてリニューアルオープン。新たに現代アートに向けた展示室や、常設展を行うコレクションルームが新設される。
細見美術館は、1998年に京都市左京区岡崎に開館した美術館。実業家・日本美術コレクター、細見古香庵に始まる細見家三代の蒐集品を基礎として、神道・仏教美術から茶の湯の美術、琳派・伊藤若冲といった江戸絵画まで、日本美術のほとんどすべての分野・時代を網羅するコレクションを所蔵している。日本の古美術のコレクションを中心に多彩な企画展を開催。古典に息づく美の魂を未来に活かしたいという志のもと、伝統文化の継承保存と普及振興に尽力している。
美術館「えき」KYOTOは、京都駅直結の百貨店・ジェイアール京都伊勢丹の7階に隣接する美術館。国際化する文化都市・京都で、文化・情報発信基地となることを目指し、さらなる文化創造・交流の一助となることを願って1997年9月に開館された。空へ向けて広がる大階段からも入場することが可能。絵画、写真、絵本、工芸、アニメ、ファッションなど、国内外の幅広いジャンルを取り扱う。