展覧会「モネ 睡蓮のとき」が、京都市京セラ美術館 本館にて、2025年3月7日(金)から6月8日(日)まで開催される。東京・上野の国立西洋美術館などでも開催される巡回展だ。
印象派の巨匠クロード・モネは、光や色彩を鋭敏に捉え、自然の移ろいを描きだした作品を数多く残したことで知られている。その作品は、後年になるにつれて、より抽象的で、内的なイメージへと変化してゆくこととなった。
モネが晩年、創作の源泉としたのが、木々や空、光が一体となって映しだされた水面であった。晩年のモネは、フランス北部の村ジヴェルニーに自邸を構えており、その庭に造られた睡蓮の池の光景が題材となったのである。そして、この睡蓮の池を描いた巨大なカンヴァスによって部屋の壁面を覆いつくす大装飾画の構想が、最晩年にいたるまでモネの心を捉えたのだ。
展覧会「モネ 睡蓮のとき」では、モネ晩年の芸術に着目し、大装飾画の試行錯誤のなかで生まれた大画面の「睡蓮」の絵画を中心に紹介。モネの重要な作品を数多く擁するパリのマルモッタン・モネ美術館より、日本初公開作品7点を含む約50点の作品が来日するほか、日本各地のモネ作品を加えて展示する。
展覧会「モネ 睡蓮のとき」
会期:2025年3月7日(金)~6月8日(日)
会場:京都市京セラ美術館 本館 北回廊1階、南回廊1階
住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124
開館時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)
※変更となる場合あり
休館日:月曜日(祝日の場合は開館)
観覧料:一般 2,300円(2,100円)、高校・大学生 1,700円(1,500円)、小・中学生 1,000円(800円)、未就学児 無料
※( )内は、前売および20名以上の団体料金
※障害者手帳などの提示者本人および介護者1名は無料
※学生料金での入場者は学生証を要提示(小学生除く)
【問い合わせ先】
京都市京セラ美術館
TEL:075-771-4334