特別展「世界遺産 縄文」が、京都文化博物館にて、2025年10月4日(土)から11月30日(日)まで開催される。東北歴史博物館などでも開催される巡回展だ。
2021年、「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録された。北海道から北東北にかけての地域には、日本最大級の縄文遺跡である、青森県青森市の特別史跡「三内丸山遺跡」をはじめ、数多くの縄文遺跡が位置している。これらの遺跡群は、縄文時代の人々の生活と文化を今に伝えるものだといえる。
特別展「世界遺産 縄文」は、1万年以上にわたって続いた縄文時代の社会と文化を紹介する展覧会。「北海道・東北の縄文遺跡群」をはじめとする縄文遺跡から出土した、土偶や装飾品といった資料約250件を一堂に集めて展示する。
本展では、国宝の土偶2件を含む、約250件の資料を一挙公開。ともに国宝である《縄文の女神》や《中空土偶》を展示するとともに、目に相当する部分があたかも遮光器のような形をした「遮光器土偶」5体を紹介する。
また、会場では、縄文時代の人々の社会、姿、暮らしにも着目。1万年以上にわたって続いた縄文時代を、土器や道具の移り変わり、「ムラ」の規模の変遷などを通してたどるほか、子どもを産み育てる様子を表現した土偶、髪飾りや耳飾りといったアクセサリーなどを交えつつ、当時の人々の姿や心に光をあてる。
特別展「世界遺産 縄文」
会期:2025年10月4日(土)~11月30日(日)
会場:京都文化博物館 4・3階展示室
住所:京都府京都市中京区三条高倉
開室時間:10:00~18:00(金曜日は19:30閉室)
※入場はいずれも30分前まで
休館日:月曜日(祝日の場合は開館し、翌日に休館)
※詳細については追って告知
■巡回情報
・宮城会場
会期:2025年7月12日(土)〜9月15日(月・祝)
会場:東北歴史博物館
住所:宮城県多賀城市高崎1-22-1
・群馬会場
会期:2026年1月17日(土)~3月8日(日)
会場:群馬県立歴史博物館
住所:群馬県高崎市綿貫町992-1
【問い合わせ先】
京都文化博物館(代表)
TEL:075-222-0888