2014年6月26日(木)、kolor(カラー)は2015年春夏コレクションを発表した。
例年よりジャケット類は控えめで、ネオプレーン、ナイロン、メッシュなどの生地をデニムやニットなどと組み合わせたハイブリッドでスポーティーなコレクションを披露した。
ファーストルックはオレンジとネイビーのストライプを配したネオプレーン素材のスウェットシャツとショーツのセットアップ。半袖のプルオーバーとショーツは今回のコレクションを象徴するアイテムで、ネオプレーン×ニット、蛍光イエローのメッシュのTシャツと絞り染めのTシャツの重ね着、デニム×メッシュ×ニットのプルオーバーなど、多彩なバリエーションで提案している。
また、ショー形式で発表する前のカラーを象徴する存在だった、ゴムのテープをナイロン素材に縫い付けたボーダーのアイテムが久しぶりに復活。スイングトップ型のブルゾンとプルオーバーのポロシャツの2型のみだが、往年のファンにはたまらない逸品だろう。
テーラードジャケットは、カットソーやジャージー素材でいつも以上にカジュアルに仕上げている。ジャケットの下部をナイロンで切り替えたり、胸元を額縁のように切り替えていたり、ポケットを装飾として外に出したり……。ネオプレーンのグレーの4つボタンジャケットは肩線の部分がメッシュになっていて、このあたりの発想の面白さは相変わらず冴えている。
パンツは色とりどりのショーツ、カラーらしいペグトップパンツが中心。足元はトレイルランニング風のスニーカーと、複雑なデザインのスポーツサンダルだ。 カラーパレットは、グレー、ベージュ、グリーン、ブルー、ネイビー、ライトブルーを中心に、蛍光色を挿し色として効果的に使っている。
Text by Kaijiro masuda(FASHION JOURNALIST)