映画『ぼくのお日さま』が、2024年9月13日(金)に公開される。池松壮亮が出演。
映画『ぼくのお日さま』は、雪の降る街を舞台に、吃⾳をもつホッケー少年のタクヤと、フィギュアスケートを学ぶ少⼥さくら、元フィギュアスケート選⼿でさくらのコーチ荒川の3⼈の視点で紡がれる物語だ。雪が降り始めてから溶けるまでの、淡く切ない小さな恋の物語を映し出す。
さくらのコーチで、夢に敗れた元フィギュアスケート選手・荒川は池松壮亮が演じる。池松は以前、奥山大史が手掛けたエルメス(HERMÈS)のドキュメンタリーフィルム『HUMAN ODYSSEY —それは、創造を巡る旅。—』に出演。その際、池松の佇まいに魅せられた奥山が『ぼくのお日さま』に大人の目線を加えたいと思ったことから、荒川というキャラクターが作られた。また、池松演じる荒川の恋人・五十嵐役として若葉⻯也が出演。五⼗嵐という役も、若葉への当て書きで作られたという。
タクヤ…越⼭敬達
吃音をもつホッケーが苦手な少年。
さくら…中⻄希亜良
荒川にフィギュアスケートを学ぶ少女。荒川に憧れている。
荒川…池松壮亮
元フィギュアスケート選手でさくらのコーチ。
五十嵐…若葉竜也
荒川の恋人。
監督を務めるのは期待の新鋭、奥⼭⼤史。大学在学中に制作した長編初監督作『僕はイエスが嫌い』で、史上最年少となる22歳で第66回サンセバスチャン国際映画祭の最優秀新⼈監督賞を受賞した。
奥山が子どもの頃、フィギュアスケートを習っていたという経験から、「雪が降り始めてから雪が解けるまでの少年の成⻑を描きたい」という思いを抱き、映画『ぼくのお日さま』の制作がスタート。あたたかくて懐かしくて、しかしながら今まで誰も観たことのないような映画へと仕上げている。
なお、『ぼくのお⽇さま』は第77回カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクション「ある視点」部⾨に正式出品。ワールドプレミア上映される。開催中の第26回台北映画祭では、⽇本史上初となる「審査員特別賞」「観客賞」「台湾監督協会賞」のトリプル受賞の快挙を果たした。