映画『大きな玉ねぎの下で』が、2025年2月7日(金)より全国公開される。神尾楓珠と桜田ひよりがW主演を務める。
映画『大きな玉ねぎの下で』は、爆風スランプが1985年にリリースした同名楽曲にインスパイアされた物語。「大きな玉ねぎの下で」の歌詞には、文通相手を意味する“ペンフレンド”の女性を一途に想う、ある男性の淡い恋模様が描かれている。
“大きな玉ねぎ”が意味するのは、日本武道館のてっぺんにつけられた擬宝珠(きぼし)。主人公の彼は、とあるコンサートをきっかけに、“ペンフレンド”の彼女と初めて、日本武道館の下で会う約束をする。しかし、コンサートが始まっても、アンコールを迎えても、彼女は姿を現さない。最終的に男性は、涙を浮かべながらひとりで帰るという切ないバラードソングだ。
「大きな玉ねぎの下で」は、のちに「大きな玉ねぎの下で~はるかなる想い~」とリメイクされ、爆風スランプの15枚目シングルとして発売。その後、第40回NHK紅白歌合戦でも歌唱された。
そんな不朽の名曲をもとにした映画『大きな玉ねぎの下で』は、同じバイト先に勤めるふたりの学生が、連絡用のノートを通して恋に落ちていくラブストーリー。神尾楓珠と桜田ひよりがW主演を務める。
2015年にデビューした神尾楓珠は、映画『恋は光』や『カラダ探し』、ドラマ「いちばん好きな花」など、次々と話題作に出演。子役から演技に携わる桜田ひよりは、映画『交換ウソ日記』で第47回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。『ブルーピリオド』などにも出演している。
劇中では、舞台となる2024年から1989年まで時を遡り、手紙を通したもう1つの恋物語も描かれる。令和と平成、時代を交錯する2つの恋の行方に注目だ。
ー2024年ー
主人公・堤丈流…神尾楓珠
将来に希望を持てない大学4年生。夜のバー「Double」でアルバイトをしている。連絡⽤のバイトノートで、昼間に働く美優と業務連絡をするうちに趣味や悩みも綴るようになった。就活生ならではの漠然とした悩みを抱えている。
主人公・村越美優…桜田ひより
自分の夢をまっすぐに追う看護学生。昼のカフェ「Double」でアルバイトをしている。連絡⽤のバイトノートで、夜に働く丈流とやり取りをして仲を深める。あまのじゃくな一面も。
篠田沙紀…山本美月
美優のアルバイト先「Double」の先輩。
重田…休日課長
丈流が働くバー「Double」の店長。
若い起業家…和田正人
バー「Double」に飲みにきたベンチャー企業社長。丈流のことを気に入る。
丈流の父…原田泰造
丈流の母…西田尚美
ラジオナビゲーター…江口洋介
アーティスト A-ri(アリ)…asmi
丈流と美優をつなぐキーパーソン。
救急救命⼠…飯島直⼦
丈流と美優の恋のきっかけとなる人物。
ー1989年ー
池尻今日子…伊東蒼
秩父に住む高校生。病気を患いながら、ペンフレンドに淡い想いを寄せる。
虎太郎…藤原大祐
三浦に住む高校生。親友・大樹に頼まれて手紙を代筆するうちに文通相⼿に恋をしてしまう。
府川⼤樹…窪塚愛流
⻁太郎の親友で、同じ放送部に所属している。快活でお調子者なキャラクター。
谷崎明日香…瀧七海
今日子の親友。時に優しく時に力強く今日子を支える。
主題歌は、“SNSで最も使われる歌声“と呼び声の⾼いシンガーソングライター asmi(あすみ)がカバーした「⼤きな⽟ねぎの下で」。⼥の⼦が抱く恋愛の悩みや⽇常の想いを拾い取った楽曲制作を得意とするasmiが、今回初のカバー曲をリリースする。また劇中では、主⼈公の丈流と美優をつなぐキーパーソンの⼈気アーティスト A-ri役で映画初出演も果たした。
丈流と美優は、夜はバー、昼はカフェになる「Double」でそれぞれ働いている。2人を繋ぐのは、連絡用のバイトノートだけ。最初は業務連絡だけだったが、次第に趣味や悩みも綴るようになった。お互い素性を知らないまま、2人は大きな玉ねぎ(武道館)の下で初めて会う約束をするが……。
一方、あるラジオ番組では30年前の文通相手(ペンフレンド)との恋が語られていた。顔は知らないけど好きな人と武道館で初めて会う約束をして……。2組は大きな玉ねぎの下で出会うことができるのか?令和と平成、2つの恋が交錯し、やがて1つの奇跡が待ち受ける。
【作品詳細】
映画『大きな玉ねぎの下で』
公開日:2025年2月7日(金)
監督:草野翔吾
脚本:高橋泉
出演:神尾楓珠、桜田ひより、伊東蒼、藤原大祐、窪塚愛流、瀧七海、asmi、飯島直⼦、⻄⽥尚美、原⽥泰造、江⼝洋介
音楽:大友良英
ストーリー原案:中村航
Inspired by 爆風スランプ「大きな玉ねぎの下で」
配給:東映