トム ブラウン ニューヨークやメゾン ド フルール、アース ミュージック&エコロジーなどを運営するクロスカンパニーが新ブランド、コエ(KOE)を立ち上げ。「レディース、メンズ、キッズ、ジュニア、マタニティまで手が届きやすくコーディネートしやすいモード」をコンセプトに掲げており、資源、原料や生産環境にもこだわるフェアサプライチェーンを目指すという。
また、ミュージシャンのCharaとSUMIREの親子をコエのアンバサダーとして起用していることでも話題を集めそうだ。親子でのイメージキャラとしてのメディア露出は、他社も含め、コエでの登場が初めて。ブランドのの立ち上げに先立ち、ブランドの発表会を2014年7月3日(木)、六本木ヒルズで発表した。
プレゼンテーションはアンバサダーであるcharaの朗読のオープニングで幕を開け、その後ランウェイショーへと続いた。ショーに登場したのは、2014-15年秋冬コレクションを着たメンズ、ウィメンズ、そしてキッズモデルたち。
価格帯はメンズのアウターでも1万円台後半からで、デザインはノルディック調のニットやトレンチコートなどプレーンでトレンドに左右されないアイテムが中心となっている
ショーに続き、クロスカンパニー代表取締役社長の石川康晴が登壇し、ブランド誕生について語った後、CM初共演となるアンバサダーのChara、SUMIREをゲストに迎え、トークショーを行った。
フェアサプライチェーンとは、環境負荷を可能な限り抑制し、生産背景における人権や労働環境に配慮することにより、ひずみを生まないフェアな生産を行うことでクオリティの高いものを生みだしていこうという取り組みのこと。石川社長は「リアルレザー、リアルファー、リアルダウンを使用せず、すべてエコレザー、エコファー、エコダウンで対応しています」と説明した。
また、コエの第1店舗目を同社が本社を構える岡山県にオープンさせることも発表。銀座、新宿など国内の主要な街に出典した後、3年後には世界進出を考えているという。コンセプトとしてエシカルを大きく打ち出したアパレルブランドとして、グローバル展開を目指している。