展覧会「つながる民藝 縁ぐるり —山本爲三郎コレクションより」が、京都のアサヒグループ大山崎山荘美術館にて、2025年4月19日(土)から7月6日(日)まで開催される。
無名の作り手による日用品に美を見出すことを説いた「民藝運動」。1920年代、柳宗悦を中心に始まった民藝運動は、地域や世代などを超えて、人々の多様なつながりを生みだすことになった。そうした人物のひとりが、朝日麦酒(現・アサヒグループホールディングス)の初代社長を務めた山本爲三郎(やまもと ためさぶろう)だ。
民藝運動を初期から支えた山本のもとには、民藝の品々が集まることになった。これらは現在、「山本爲三郎コレクション」として、アサヒグループ大山崎山荘美術館の所蔵品の中核となっている。そこには、陶芸家の河井寬次郎や濱田庄司、富本憲吉、バーナード・リーチなどによる作品が含まれている。
展覧会「つながる民藝 縁ぐるり —山本爲三郎コレクションより」では、山本爲三郎コレクションのうち、濱田庄司、バーナード・リーチ、富本憲吉、芹沢銈介、棟方志功、河井寬次郎、黒田辰秋、青田五良、エセル・メーレら9人の作家に着目。濱田とリーチ、リーチと富本、というように連続的にペアを作り、それぞれの作品とエピソードを紹介する。
展覧会「つながる民藝 縁ぐるり —山本爲三郎コレクションより」
会期:2025年4月19日(土)〜7月6日(日) 会期中に一部展示替えあり
会場:アサヒグループ大山崎山荘美術館
住所:京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(5月5日(月・祝)は開館)
入館料:一般 1,100円(1,000円)、高校・大学生 500円(400円)、中学生以下 無料
※障害者手帳・ミライロIDの所持者は300円
※( )内は20名以上の団体料金
■出品作家
濱田庄司、バーナード・リーチ、富本憲吉、芹沢銈介、棟方志功、河井寬次郎、黒田辰秋、青田五良、エセル・メーレ
【問い合わせ先】
アサヒグループ大山崎山荘美術館(総合案内)
TEL:075-957-3123