黒田辰秋(くろだ たつあき、1904-1982)は、日本の木漆工芸作家。京都の塗師屋に生まれる。大正期から昭和期にかけて活躍。黒田は、早くから木漆工芸の制作過程での分業制に疑問を持ち、素地から塗り、加飾、仕上げまでひとりで行う一貫制作を行った。黒田は柳宗悦や河井寬次郎らが先導した民藝運動にふれる。その影響のもと、実験工房「上加茂民藝協団(かみがもみんげいきょうだん)」を結成。1928年の博覧会「大礼記念国産振興東京博覧会」に出品したパビリオン「民藝館」では、欅拭漆のテーブルセットをはじめ、数多くの家具什器を手がけた。1970年に木工芸分野で初めて、人間国宝に指定された。
12.17(火)~3.2(日) 開催予定
2023.3.4(土)~2023.4.2(日) 開催
2023.1.21(土)~2023.5.7(日) 開催
2021.10.26(火)~2022.1.30(日) 開催
2019.9.14(土)~2019.11.4(月) 開催