安藤忠雄は、日本の建築家。世界的にも多くの名声を集める。日本の伝統とモダニズムを組み合わせ、これまで常識にとらわれない大胆な空間を数多く生み出してきた。キーワードとなるのは、コンクリート・木・水・光・空間。これらのエッセンスを幾何学的な建築に落とし込んできた。 原点となるのは“住宅”。代表作は十字架部分にガラスを入れない「光の教会」(1989)。イタリア・ミラノにあるジョルジオ アルマーニの劇場であり、多目的スペース「アルマーニ・テアトロ」も安藤忠雄がデザイン。 安藤忠雄は、1941年、大阪に生まれる。大阪府立城東工業高等学校卒業。プロボクサーを経たのち、独学で建築の道を志す。1969年、「都市ゲリラ」として建築設計をはじめる。1994年にサントリーミュージアム、2001年にフォートワース現代美術館、2006年に表参道ヒルズをデザイン。2011年に建築した21_21 DESIGN SIGHTは、三宅の服づくりのベースにある「一枚の布」というアイデアから、「一枚の鉄板」を折り曲げたような屋根の建物を設計した。 2017年、国立新美術館で「安藤忠雄展」、21_21 DESIGN SIGHT ギャラリーで「安藤忠雄 21_21の現場 悪戦苦闘」を開催。